更新日: 2019.08.07 13:31
LEXUS TEAM SARD 2019スーパーGT第5戦富士 レースレポート
■公式予選
■Q1:中山が奮闘も13番手に
3日(土)Q1開始時点で気温32度/路面温度39度に。体感的には暑さが夕方近くになって若干和らいだが路面温度は高いままのコンディション。
残り7分でコースイン。今回Q1アタッカーを任された中山は、ソフト系タイヤを選択。丁寧にウォームアップ周回を重ね、4周目後半にベストな状態になったことからアタックに入った中山はセクター1で22秒半とストレートから1コーナー進入にかけて若干遅れてしまう。
セクター2で27秒台でまだ通過圏内ペースであったが、セクター3で39秒半台と他車に離される結果に。ここでチェッカーとなり、奮闘をみせたものの13番手となった。
クルマのフィーリング的には悪くはないが、他車に差をつけられた原因の究明を決勝までに確認し対策を行うこととなった。
■決勝
■ウォームアップ走行
4日(日)は、11時55分から開始されたスタート前20分間のウォームアップ走行は、気温32度/路面温度48度と路面温度が高いコンディション。
今回スタート担当のヘイキが決勝用タイヤ2セットをまずは皮むき。次に決勝スタートタイヤと同じ種類のユーズドタイヤに交換してタイヤの摩耗を確認するため計10周を走りチェッカー。
ピットに戻った際に中山とピット作業の確認を行った。トータル10周を走行し1分32秒293の10番手タイムで決勝への準備を整えた。
■決勝レース
第1スティント:ヘイキが期待に応えるポジションアップ
4日(日)10分遅れとなった13時40分決勝スタート時点は灼熱の日差しが照りつけ気温33度/路面温度51度に。
13番グリッドから勇猛果敢に挽回を目指していったDENSO KOBELCO SARD LC500を駆るヘイキが、整然と切られたスタートから後方から虎視眈々とチャンスを窺う走りで徐々に順位を上げていき、8位争いをするまで浮上。
32周目には6位にポジションアップと期待に応える、いつもながらのポジションアップしていく走り。トップとの差も20秒以内としていた。
第2スティント:中山が好ペースでポジションキープ
素早いピット作業で38周目から中山を送り出す。セオリーの4ストップの戦略の予定で、中山も好ペースを守って順位を上げていく頑張りを見せる。
このスティントでは穏やかにレースが流れていき各車淡々と走行する展開となった。DENSO KOBELCO SARD LC500は燃料を積んだ状態での決勝ペースは良く、予選であった他車との格差は見られず、決勝までにうまくクルマを仕上げられた証明となり、順調にいけば表彰台も狙える状況で、この先のレース展開が楽しみとなるスティントとなった。
そして、交代タイミングで38号車のアクシデントが発生。セーフティカー導入が予見されたため、直ぐに中山を呼び戻した。