更新日: 2019.08.07 14:55
K2 R&D LEON RACING 2019スーパーGT第5戦富士 レースレポート
LEON RACING
2019 AUTOBACS SUPER GT
Round.5 IN FUJI 500mile RACE
予選12番手ながら表彰台も見えた決勝。まさかのバッドラックで無念のリタイア
公式練習 8月3日(土)8:50~
天候:晴れ
路面:ドライ
気温:28度
路面温度:31度
タイから戻って約1カ月。スーパーGTは再び日本に舞台を戻し、富士スピードウェイで第5戦が開催された。
今回のレースは500マイル(約800km)の長丁場で、大量得点が可能。また、ドライバー交代を伴うピットストップは4回が義務づけられ、戦術の妙も問われる一戦だ。
今回も公式練習は、黒澤治樹選手から走行開始。持ち込みのセットに外しがないことは、早々に1分39秒台が記録されたことで確認された。コンスタントに周回を重ね、約30分を経過したところで蒲生尚弥選手にバトンタッチ。そのままセッション終了まで走行し続けた。
そのあいだ、4回ピットに戻ってセットの調整、タイヤ交換を行うも、いずれも短時間で済ませ途中6分間の赤旗中断があってなお、蒲生選手は30周を走行。
黒澤選手と合わせたLEON PYRAMID AMGの総周回数は実に44周に達し、これはGT500も含め最多ともなった。蒲生選手もまた1分39秒台でコンスタントに周回を重ね、終了間際に1分39秒205をマーク。決勝を見据えたセットアップが、順調に進んでいることを明らかにした。
公式予選 8月3日(土)Q1/14:50~ Q2/15:35~
天候:くもり
路面:ドライ
気温:31度
路面温度:40度
公式練習に比べれば、上空を白い雲が浮かぶようになったが、厳しい暑さには変わりはなく、路面温度はついに40度に到達。
当然、より厳しい条件にはなったものの、Q1を担当した蒲生選手がスーパーアタックを披露してくれた。入念なウォームアップの後、アタックを開始すると、1分37秒893と公式練習のタイムをほぼ1秒半上回るタイムを記録して4番手につけたのだ。これには蒲生選手も「予想していた以上のタイムが出て、ちょっとびっくり」と本音が。
Q2を担当した黒澤選手も、このレースウィークの自己ベストを更新する1分38秒073をマーク。決勝レース重視のタイヤをチョイスしていたことから、ポジションは12番手であったものの、悪くない結果にピットのなかには笑みが溢れていた。
とにかく今回は500マイルもの長丁場、一発の速さより決勝レースでの安定感は、普段のレースより圧倒的に重視される。LEON PYRAMID AMGの激しい追い上げに、大いに期待が込められることとなった。