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  • リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rがピット入口付近にマシンを止めた。このとき17番ポストではイエローフラッグが、メインフラッグタワーではグリーンフラッグが掲示されていた。メインストレート上にあるデジタルフラッグは「FRO(ファースト・レスキュー・オペレーション)」が表示されていた。
  • さらにその3秒後にメインフラッグタワーから「SCボード」が掲示されたが、このときWAKO’S 4CR LC500はすでにピットロードの50km/h制限ライン直前までやって来ていた。
  • SC導入決定から3秒後、リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rの状況を目の前で確認できている17番ポストでは、管制からの一斉連絡を受けていち早く「SCボード」を掲示した。このときWAKO’S 4CR LC500はほぼ第1セーフティカーライン寸前のところで、たしかに際どいタイミングではあった。 17番ポストの競技判定ラインには第1セーフティカーラインが用いられているため、ルール上は「17番ポストでセーフティカーボードが掲示される前までに第1セーフティカーラインを超えていればピットインが許される」ことになる。今回のケースはまさにこの微妙なタイミングだった。 服部尚貴レースディレクターは「第1セーフティカーラインをほぼ通過しようかというWAKO’S 4CR LC500は、すでに17番ポストの確認が難しい位置にあった。したがって、あの瞬間にWAKO’S 4CR LC500のドライバーが注視し、従うべきポストはメインフラッグタワーだった」という判断により、ピットインは際どいタイミングでセーフの判定が下された。
  • セーフティカー導入直前にピットインし勝利を手繰り寄せたWAKO’S 4CR LC500
  • リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rが火災に見舞われたため、レースコントロールはすぐにセーフティカーの導入を決定。この瞬間、スイッチひとつで操作できるデジタルフラッグはすぐに「SC(セーフティカー)」に切り替えられたが、17番ポストではイエロー、メインフラッグタワーではグリーンが掲示されていた。 なお、ドライバーブリーフィングをはじめ、監督ミーティングなどでは日頃より「デジタルフラッグは“インフォメーション”としての役割」であり「競技の判定は各ポストのフラッグが優先」とアナウンスされている。