■DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン
「勝つことができてとてもうれしいです。今年はこれまでなかなか表彰台に上れず厳しいシーズンでしたが、そんななかでもハードワークで支えてくれたチームに報いることができました」
「今週末は最初からとても好調で、昨日の予選もとても速かったです。ただ、今日の天気は大変でした。雨が落ちてきてからは絶対にミスを犯さないよう、慎重すぎるくらいに慎重に走りましたが、ドライの間はとてもバランスが良く、自分のスティントを楽しむことができました」
「後半は中山選手が素晴らしい仕事をしてくれました。途中でライバルが追い上げてきて心配でしたが、無線で『気をつけろ』と連絡したら『まったく問題ない、コントロールしているので安心して』と答え、そのとおりに走ってくれました」
「チームにとっても、とてもハッピーな結果です。これでランキングでも3位に上がりましたし、スーパーGTは何が起こるか分からないので、タイトルを目指し、最後まで絶対に諦めず戦い続けます」
■DENSO KOBELCO SARD LC500 中山雄一
「今シーズン他のLEXUS車両がすごく調子がいいなかで、我々は思うような結果が得られず難しいシーズンを送ってきましたが、ヘイキやチームとしっかり話し合って、思い切った変更をしたのも功を奏し、2戦ぶりにQ2進出も果たせました」
「僕が乗るときはピットが大渋滞で接触があったりもしましたが、これ以上ないタイミングでのピットでしたし、混乱の中でも素晴らしい作業で、ライバルの前でメカニックがコースに戻してくれました。今日の結果はチームのおかげです」
「セーフティカー明けでは、リスタートがすごく上手く行ったので、後続が近づいてくるまではタイヤを温存し、マージンをコントロールしました。これまでGT300クラスで同じメーカーのタイヤで長く戦ってきたことが役に立ったと思います」
「タイヤも車も信頼して最後まで攻め切れましたし、タイヤマネージメントも上手くできたので今日の結果には満足しています。GT500クラスの初年度で勝ててうれしいですし、今回の優勝でタイトル争いにも加わることができたので、チャンピオンを目指して頑張りたいです」

■KeePer TOM’S LC500 平川亮
「レース序盤はウエイトハンデもあってなかなか順位が上げられない状況が続いていましたが、上手くライバルを抜いた後はペースも良く、さらに上が狙えるかと思っていました」
「しかし、雨が降ってきて、セーフティカーも出てタイヤもブレーキも冷え、まったくグリップしない状況になってしまいました。タイヤを交換したかったのですが、あの状況でピットインしても順位を落とすだけなので、なんとかタイヤを暖め、ペースを上げられるよう頑張りました」
「その後、またセーフティカーが入ったことで差も縮まり、ラッキーでした。ただ、ペースを上げている途中でタイヤをロックさせ、その後150km/hくらいでスピンも喫してしまいましたが、上手くぶつからず、冷静に耐えられて良かったです」
「ただ、あれでタイヤにダメージを負ってしまい、その後はいたわりながらの走りになってしまいましたが、リスクを全部背負ってでも、とアタックして最後に3位に上がれて良かったです。順位を知らされておらず、10位か9位くらいだと思っていたので、3位だったので驚きました。クルマも好調ですし、ドライバーも乗れている勢いがあるので、それを活かせば残り2戦も行けると思います」
■KeePer TOM’S LC500 ニック・キャシディ
「平川選手が最高の走りをしてくれました。特に最後の数周は素晴らしかったです。この週末、我々はドライコンディションでとても好調でした。予選Q1でも、レース前半でもライバルをパスして5位でピットに戻ってこられました」
「その後、難しいコンディションの中で平川選手が3位という結果を勝ち取ってくれたことはうれしいです。ライバルがウエイトハンデに苦しんでいたというのはありますが、それ以上に我々もパフォーマンスを見せられたと思います」
「残り2戦どうなるかはわかりませんが、ここ5戦、第2戦富士では予選2番手、第3戦鈴鹿と第4戦タイでは2位、前戦富士で4位、そして今日3位と、ずっと良いレースができています。この勢いのまま、良い感触で残り2戦に臨めますが、まだ差はありますので、最後まで諦めずに戦います」
