更新日: 2019.09.09 16:13
ニッサン 2019スーパーGT第6戦オートポリス レースレポート
SUPER GT 2019第6戦レースレポート
9月8日 オートポリス
目まぐるしく変わる天候とセーフティカーに翻弄される戦いに
【GT500クラス】
スーパーGT第6戦『AUTOPOLIS GT 300km RACE』の決勝レースが9月8日にオートポリス(大分県)で開催。目まぐるしく変わる天候と3度のセーフティカーで先の読めない戦いとなったなかで、予選3位からスタートした#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー)が9位でフィニッシュしました。
前日の公式予選では、#24 GT-Rと#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/フレデリック・マコヴィッキ)の2台がQ2に進出し、それぞれ3番手と6番手に。#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田 次生/ロニー・クインタレッリ)は10番手、#12 カルソニック IMPUL GT-Rは15番手となりました。
なお、#12 GT-Rはジェームス・ロシターが公式予選後に急病を発症しドクターストップを宣告されたため、代わりに千代勝正が決勝レースに出場しました。
午後2時37分、決勝レースがスタート。スタートドライバーは、#24 GT-Rがマーデンボロー、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rが平手、#23 MOTUL AUTECH GT-Rはクインタレッリ、#12 GT-Rは佐々木大樹が務めました。
各車が順当に1コーナーを通過していきましたが、このオープニングラップでGT500クラスの1台がクラッシュを喫し、3周目に入ったところで早くもセーフティカーが導入されることになります。車両回収を終えて、7周目にリスタート。リスタート後の数周は、3番手を走る#24 GT-Rの後方に5台が数珠つなぎに並び、わずかなミスで大きく順位を落としてしまう戦いが続きました。
#24 GT-Rのマーデンボローは、緊迫した状況のなかでミスなく周回。さらに、2番手を走っていた#8 NSX-GTのペースが下がってくると、チャンスを見逃さずに12周目にこれをオーバーテイク。2番手に浮上しました。
その後方では、6番手からスタートした#3 GT-Rの平手が、#37 LC500と激しいバトルを展開。18周目の1コーナーで一旦先行を許したものの、すぐさまポジションを取り戻すなど、手に汗握る戦いが続きました。
周回数が15周を数えるころ、1コーナー付近で雨が降り始めました。他の場所では雨雲が確認されず、1コーナーのみがウエットコンディションという難しい状況に、コースオフする車両も目立ちましたが、この混乱のなかでもマーデンボローは大きなミスなくトップの車両を追いかけていきました。