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投稿日: 2019.09.11 13:00
更新日: 2019.09.11 13:17

LEXUS TEAM SARD 2019スーパーGT第6戦オートポリス レースレポート


スーパーGT | LEXUS TEAM SARD 2019スーパーGT第6戦オートポリス レースレポート

■ウォームアップ走行

 8日(日)12時55分から開始されたスタート前20分間のウォームアップ走行は、気温26度/路面温度32度のコンディション。

 今回スタート担当のヘイキが決勝スタートタイヤと同じ種類のハード系ユーズドタイヤを装着してクルマのバランスとタイヤの摩耗を確認するため計7周を走行。続いて中山が2周確認。トータル9周を走行し1分40秒540の13番手タイムで決勝への準備を整えた。

■決勝レース
第1スティント:ヘイキが虎視眈々とチャンスを狙いポジションアップ

 8日(日)14時30分決勝スタート時点は快晴ではあったが、レース途中で雨雲が湧いて通過していく予報。

 気温27度/路面温度33度のコンディションのなか、5番グリッドから不退転の覚悟で勝利を目指していったDENSO KOBELCO SARD LC500は、スタート担当のヘイキが虎視眈々とチャンスを窺い上位を射程に収めながら、16周目にはストレートエンドで8号車を仕留め順位を4位に上げる走り。
 
 20周を過ぎると1コーナー方向から雨粒が落ち始め、30周を過ぎてセクター3側で大粒の雨がコースの大部分を濡らしスピン車両が続出。予報された雨が来始めたのとSC導入が予想されたため、34周目に好機とばかりにピットインを即決断しヘイキをピットに呼び戻した。

第2スティント:中山がクレバーにトップチェッカー

 複数台がピットになだれ込み混乱に巻き込まれながらもウエットタイヤを装着してコース復帰すると34周目、SCが導入。雨はますます強く降り始め路面をかなり濡らしていく。

 40周目にSC解除後、ピットインでドライタイヤを選択してしまった車両やまだピットインしておらずドライタイヤのままの車両を後目に、ウエットタイヤを装着した中山が素晴らしい速さを見せて上位を一気に抜き去りレースリーダーに躍り出る。その後43周目に再度SC導入そして49周目にリスタートとなるや、トップを走る中山が後続を大きく引き離して勝利を確実にするためフルプッシュ。

第6戦オートポリスを制したと中山雄一(左)とヘイキ・コバライネン(右)
第6戦オートポリスを制したと中山雄一(左)とヘイキ・コバライネン(右)

 しばらくすると、ドライからウエットに再交換してペースアップした17号車が追い上げてくる緊迫した展開に。しかしながら、ウエットからドライ路面に変化していく厳しい状況でのブリヂストンのウエットタイヤの性能を熟知する中山は、同じブリヂストンのウエットを装着する17号車や、路面が乾き始め下位のドライタイヤ装着車両のラップタイムが上回っていくなか、残り周回数を考えてペースを守りながらクレバーで落ち着いた走りで周回を重ねトップチェッカー。

 見事に今シーズン初優勝をチームにもたらし、自身GT500での初勝利を飾った。ヘイキはスーパーGT4勝目となった。

 ドライバーポイントでは20点を獲得(計40点)、チームポイントでは23点を獲得(計55点)し、ともにシリーズランキング3位に浮上した。次戦、第7戦は9月21日(土)・22日(日)にスポーツランドSUGOにて開催される。

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