更新日: 2019.11.06 20:51
ホンダ 2019スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート
SUPER GT Round.8
2019.11.03(日)
ツインリンクもてぎ
#17 KEIHIN NSX-GTがHonda勢最上位の5位、
GT300ではクラス王者の#55 ARTA NSX GT3が4位
11月2日(土)~3日(日)に、ツインリンクもてぎ(栃木県)で2019年度スーパーGTシリーズ第8戦が開催され、GT500クラスに5台の2019年型NSX-GT、GT300クラスに3台のNSX GT3が出走しました。
週末は秋晴れに恵まれ、2日(土)午後2時からドライコンディションで公式予選が始まりました。Q1セッションでは、#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)が4番手、#17 KEIHIN NSX-GT(ベルトラン・バゲット)が6番手、#64 Modulo Epson NSX-GT(牧野任祐)が8番手となってQ2セッションへ進出しました。
GT300クラスの予選を挟み、GT500クラスのQ2セッションは午後3時3分に始まりました。計測の結果、KEIHIN NSX-GT(塚越広大)が5番手、Modulo Epson NSX-GT(ナレイン・カーティケヤン)が7番手、ARTA NSX-GT(伊沢拓也)が8番手となりました。
ツインリンクもてぎは日曜日も朝から快晴となり、午後1時30分、53周の決勝レースのスタート合図が下されました。5番手からスタートしたKEIHIN NSX-GT(塚越)は1周目に6号車、6周目に23号車をかわし3番手へ順位を上げました。
19周目にはドライバー交代のピットインが始まりましたがKEIHIN NSX-GT(塚越)はピットインを遅らせる作戦を採り、20周目には見かけ上の順位で首位に立ちました。
24周でピットインした塚越はバゲットに交代し、6番手でレースに復帰しましたが、この間にARTA NSX-GT(野尻)が4番手へ進出しました。野尻はハイペースで上位を追い上げ、2番手争いの集団に追いつき、攻め込もうとしました。
ところが40周目に突然シフト系のトラブルが発生、スローダウンしてピットへ戻らざるをえませんでした。
5番手に繰り上がったKEIHIN NSX-GT(バゲット)の背後には、今回で2シーズンにわたるスーパーGTでのレース活動を終えるジェンソン・バトンからマシンを引き継いだRAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)が迫っていました。山本はこのレースのファステストラップとなる1分39秒070を記録していたのです。
しかし、それ以降は順位が動かないままレースは推移し、53周のレースはチェッカーフラッグが振られました。NSX-GT勢最上位はKEIHIN NSX-GT(塚越/バゲット)の5位。
以下、6位にRAYBRIG NSX-GT(山本/バトン)、9位に#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)、1周遅れの12位にModulo Epson NSX-GT(カーティケヤン/牧野任祐)が続きました。
シフトトラブルでピットインしたARTA NSX-GT(野尻/伊沢)は、トラブルを修復してレースに復帰、6周遅れの13位で完走しました。
なお、GT300クラスに#55 ARTA NSX GT3で出走した高木真一/福住仁嶺組は、このレースを4位で完走し、2019年度スーパーGT GT300クラスのシリーズチャンピオンに輝きました。