■【No.11】Planex スマカメ マクラーレン720S(久保田克昭/小高一斗)/Hanashima Racing

2019年の鈴鹿10時間耐久レースを戦ったPlanex スマカメ マクラーレン720S
2019年の鈴鹿10時間耐久レースを戦ったPlanex スマカメ マクラーレン720S

 2019年に世界的にリリースされた、カーボンモノコックをもつ最新のGT3カーであるマクラーレン720S GT3。2019年のスーパーGTにも登場した注目のマシンだが、これを8月に行われた鈴鹿10時間向けに投入したのが、世界各国で行われるクラシックカーレースで大活躍する久保田克昭とHanashima Racingだ。

 鈴鹿10時間では、パートナーとして元F1ワールドチャンピオンのミカ・ハッキネンとスーパーフォーミュラ王者の石浦宏明を招聘。世界的に注目を集めた。

 今回のauto sport webスプリントカップでは、久保田のパートナーとして全日本F3選手権で速さをみせた小高一斗を起用。切れ味鋭い速さをもつ小高とマクラーレンの組み合わせは非常に楽しみなところだ。

■【No.25】HOPPY 86 MC(松井孝允/佐藤公哉)/つちやエンジニアリング

2019年シーズンで“ラストラン”となるHOPPY 86 MC
2019年シーズンで“ラストラン”となるHOPPY 86 MC

 2015年、名門つちやエンジニアリングの復活とともに、チームの愛機として登場したのが日本のものづくりを後世に残すべく、GTアソシエイションが導入したGT300マザーシャシーだった。

 土屋武士がドライバーとして、またエンジニアとして携わったマシンは、2016年に松井孝允とともにGT300チャンピオンを獲得。プライベーターの挑戦は多くの感動を呼んだ。

 その後もチームが走らせる86マザーシャシーは熟成を重ね、2019年のスーパーGTでも松井と佐藤公哉のコンビで、特に予選では圧倒的な速さをみせてきた。

 しかし、2019年第8戦もてぎの後、このauto sport webスプリントカップがHOPPY 86 MCとしての“ラストラン”となることが発表されている。

 この86マザーシャシーとともに王座を獲得している松井は、「やるからには、結果を出しにいく」と強い決意を示す。

「観戦しに来る方が見ていて楽しいと思ってもらえるようなレースをしたいですね」

「今年から佐藤(公哉)選手と組んで、僕が若干、苦手としているところを佐藤選手が補ってくれていると感じました。お互いを補えるのが、このチームのいいところだと思っていますよ」

 2019年、つちやエンジニアリングに合流した佐藤は「もともとフォーミュラに長く乗っていたので、マザーシャシーはすごく乗りやすい。それでも勉強不足で(パフォーマンスを)引き出せていない面もありました。最終戦でも、まだまだ攻略できていないところもあります」とシーズンをふり返る。

「この冬に1年をふり返って、大きく進化して、来年またチームに貢献できたらいいなと思っています」

「お客さんは、もうひとつ上のクラス(スーパーGT×DTM)に注目しがちだと思いますけど、レースを楽しんでもらえるように、少しでも貢献したいですね」

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