更新日: 2019.11.25 12:38
ホンダ スーパーGT×DTM特別交流戦 レースレポート
スーパーGT×DTM特別交流戦
富士スピードウェイ
2019.11.23(土)~24(日)
#64 Modulo Epson NSX-GT(ナレイン・カーティケヤン)が第2レースで優勝
第1レースでは2台のNSX-GTが表彰台を獲得
11月23(土)~24日(日)に、富士スピードウェイ(静岡県)でスーパーGT×DTM 特別交流戦が開催され、5台の2019年型NSX-GTが出走しました。
週末のスケジュールは、土曜日と日曜日の午前中に各レースの公式予選を、午後に決勝レースを一度ずつ行なうというものです。レースは55分間+1周で競われ、途中でピットストップを行ないタイヤ交換することが義務づけられましたが、通常のシリーズ戦と違い、ドライバー交代はなく、ひとりのドライバーがスタートからフィニッシュまで走りきります。
タイヤはDTMで用いられるハンコックタイヤを全車が装着。ただし、DTMで使用されるDRS、プッシュトゥパスは今回禁止とされました。なお、週末を通じて空模様は変わりやすく、2日間ともに午前中は雨で、午後は次第に天候が回復していく難しいコンディションでレースが行なわれました。
土曜日の公式予選では#1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)がHonda勢のトップとなる3番グリッドを獲得。#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)が6番手でこれに続きました。
午後2時30分過ぎにスタートが切られたときの天候は霧雨で、路面もうっすら湿った状況。このため大多数のチームはスリックタイヤを装着してレースに臨みましたが、一部レインタイヤでスターティンググリッドに並ぶチームもありました。
予選3番手のRAYBRIG NSX-GT(山本)はスタートして間もなく2番手にポジションを上げましたが、コンディションにぴったりマッチしたセッティングを施したKEIHIN NSX-GT(塚越)がこれを猛追。レース前半にしてRAYBRIG NSX-GT(山本)を攻略して2番手に浮上します。
レース終盤にはセーフティカーが導入され、通常のシリーズ戦とは異なるインディ方式のリスタートが行なわれましたが、KEIHIN NSX-GT(塚越)とRAYBRIG NSX-GT(山本)はそれぞれのポジションを守ったままフィニッシュまで走りきり、KEIHIN NSX-GT(塚越)が2位、RAYBRIG NSX-GT(山本)が3位となってそれぞれ表彰台に上りました。
日曜日の公式予選では#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(中嶋大祐)が予選トップタイムを記録しましたが、金曜のアクシデントにより車両を交換したことで、5グリッドダウンとなり、6番手からスタート。
#64 Modulo Epson NSX-GT(ナレイン・カーティケヤン)は2番手、RAYBRIG NSX-GT(山本)は3番手、KEIHIN NSX-GT(塚越)が5番手からのスタートと、路面がやや湿ったコンディションの予選でHonda勢はいずれも好グリッドからのスタートとなりました。
ドライコンディションのもとスタートが切られた決勝レースでは、2周目の1コーナーでModulo Epson NSX-GT(カーティケヤン)がブレーキング競争を制してトップに浮上。3周目にはRAYBRIG NSX-GT(山本)が2番手、4周目にはMOTUL MUGEN NSX-GT(中嶋)が3番手、KEIHIN NSX-GT(塚越)が4番手となり、Honda勢がトップ4を独占しました。