1周のフォーメーションラップを終え、第1レースがスタート。無事スタートを決めたJOEだが、序盤はバトルを展開するも、乾いていく路面はウエットタイヤの摩耗を急激に進めてしまう。
今回のレースは義務ピットストップを1度行うことが義務付けられているが“決勝レーススタート後20分から30分の間”と定められているため、ウエットタイヤを装着するJOEはタイムロスを最低限にするためにはピットウインドウがオープンとなるまでウエットタイヤで我慢の走行を続けざるを得ない。
難しいコンディションに苦しめられ最後尾まで順位を落としてしまうことにはなったが、JOEはこの自らのスティントを走り抜いた。ようやくレース開始後20分が経過。ピットウインドウがオープンとなり、JOEは11周を終えたところで義務となるピットインを行った。
ドライタイヤに交換し、井上にドライバーチェンジを行ってコースに復帰。おなじタイミングでピットインを行った244号車RC-Fに対しアンダーカットが成功し、11番手でコースに復帰した。
井上はチェッカーまでの間、少しでも前に出るべく好ペースで周回を重ねていくが順位の変動には至らず。MP Racing GT-Rは決勝第1レースを10位でフィニッシュした。

決勝第2レース
雨が上がり、強い日差しが差す好天の元で行われた決勝第2レース。コース上に所々ウエットパッチが残り、ウエット宣言がされてはいるがほぼドライコンディションと言っても問題ないほどまで回復していた。
昨日の第1レースの結果が決勝第2レースのグリッド位置となるため、10番手からのスタートとなったMP Racing GT-R
。
スタートを担当するJOEはこの週末初めてヨコハマタイヤのスリックタイヤを装着してレースに挑むことになった。しかしJOEはそんなハンディキャップを物ともせず、堂々とした走りを見せた。
ピットウインドウがオープンとなり、13周を終えたところでJOEは義務ピットストップ消化のためピットイン。井上へとドライバーを交代。タイヤ交換は行わずにコースに復帰する。
井上は安定した周回を重ねていくが、レース終盤、タイヤの摩耗が激しくなったのかペースが大きく落ちてくる。しかし井上のドライブによりMP Racing GT-Rは完走を果たし、スプリントカップ第2レースを11位でフィニッシュした。

今回のauto sport Web Sprint Cupを無事終了することができて、これでMP Racingの2019年の全レースが終了となりました。スーパー耐久シリーズのみならず、SUZUKA 10やauto sport Web Sprint Cupと言った国内外の強豪と競う合うことができ、非常に良い経験を積むことができました。
最後までご支援とご声援、そしてご協力いただきましたみなさまには改めて感謝致します。そしてより強力なMP Racingとなって来シーズンもみなさまの前で素晴らしいレースができるよう、さらに努力を惜しまず頑張ってまいります。引き続きご支援とご声援、そしてご協力の程、宜しくお願い致します。