スーパーフォーミュラで注目を集めるのは前号のauto sport No.1521でもお伝えした松下信治の動きだ。これまでF1を目指してきた本人としてはできれば欧州に残って、レースを続けたいというのが本音だろう。
しかし、現実的にはそういうわけにもいかず、スーパーフォーミュラに目を向けなければならない状況となった。

そうしたなか先日の鈴鹿テストでは欧州仕込みの実力を存分に披露した。松下を走らせたThreeBond Drago CORSEの道上龍監督は「あらためて成長したノブ(松下)の力を見せてもらった。経験とデータのないウチのようなチームで彼が走ってくれれば、間違いなく僕たちにとって有益なシーズンになる」と語り、チームとして松下の加入を熱望していた。
仮に松下のシートがスリーボンドに決まった場合は、同テストで驚きの速さを見せた大湯都史樹がNAKAJIMA RACING入りということになるのだろうか。ホンダは2020年1月10日(金)に東京オートサロンの会場で、2020年の体制を発表する。