■フリー走行

 9日(日)決勝日は朝から晴天に恵まれて気温32度/路面温度40度のなか、9時50分から今回スタートを担当する平手がコースイン。27~28秒台の好タイムで周回を重ね8周を終えてピットイン。続くヘイキは自分の担当するセカンドスティントで装着予定のタイヤを1周ベディング。

 次に元のソフト系ユーズドタイヤを装着して引き続き27~28秒の好タイムでヘイキがロングランチェック。フリー走行ではトータル20周を走行して、11周目にヘイキがマークした1分27秒170の6番手タイムと速さをアピールした。サファリも精力的に走行を重ね14周の走行となった。

■決勝スタート
第1スティント:平手がクレバーにペースを堅持

 9日(日)15時決勝スタート前には青空が広がり、気温33度/路面温度44度と日差しが強くなった。10番グリッドからDENSO KOBELCO SARD RC Fを駆る平手が、Q1で使用したソフト系タイヤを装着して無理をせずにスタート。

 大観衆が見守るグランドスタンド前を序盤7位争いをしながら駆け抜け、上位陣に食らい付く闘志を見せる平手。クレバーにタイヤを温存しながら周回を重ねた。上位陣と遜色ない1分27から28秒台で順調に安定した走行を続けていく平手。無線でも「タイヤはまだまだ元気だよ」と伝えてきた。

 そして前後のピットタイミングを勘案し、満を持して29周を終えピットインしてヘイキと交代となった。

第2スティント:ヘイキが一時4位を走る快進撃

 DENSO KOBELCO SARD RC Fは、各車ピットインを済ませて順位が落ち着くと一気に4位に浮上する攻めのレース展開をみせた。その後も上位陣と互角のペースで周回を重ねていたヘイキ。スティント後半思うようにペースが上がらず後退を余儀なくされたが、最後まで踏ん張りを見せてゴールまでクルマを無事に運びチェッカー。

 攻めのレースを見せ7位フィニッシュを果たし、最終戦までタイトル挑戦権を得る貴重なポイントを獲得した。

 ドライバーポイントでは4点を獲得(計45点)してランキング4位、チームポイントでは7点を獲得(計62点)してランキング3位となった。次の運命の最終決戦は11月11日(金)~13日(日)にツインリンクもてぎにて2レース(第3戦代替含む)開催される。

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