更新日: 2016.10.21 21:44
スーパーGT500クラスとDTMのコラボが、2018年に世界選手権化!?
■クラス1規定が急展開!? 背後にはF1買収のメディアグループも
両者はその後も“クラス1”と名付けられた規定の統一に向けた動きを進めており、現在は19年にシャシー、エンジンの完全統一の予定で進められている。ただ、以前から完全統一に至るまでにも「交流戦を実現させたい(GTアソシエイション坂東正明代表)」という動きがあったが、そこからさらに一歩進んだ話が出てきた。それは、クラス1規定の世界選手権開催だ。
この情報はヨーロッパのジャーナリストからもたらされたものだが、FIAが主導して実現に動き始めており、F1を買収した世界的巨大メディアグループであるリバティメディアがともに動いていると言われている。そして、これらの動きがクラス1規定をツーリングカーレースの世界選手権として、現在人気が伸び悩んでいるWTCC世界ツーリングカー選手権にとって変えようというのだ。
日本のファンにとっては、スーパーGTが置き去りとなってしまうという危惧があるかもしれないが、GTA、そしてGT500クラスに参戦する3メーカーは日本のモータースポーツ界を支える意志が固く、「その可能性は皆無」とオートスポーツNo.1442では指摘する。スーパーGTは今までどおりGT500とGT300で争われ、「スーパーGTの勝者が世界に挑戦する図式を描くだろう」と。
もし仮にDTMが“ふたたび”世界選手権化したとすると、その動きはウエルカムとするメーカーもあるかもしれない。このクラス1規定が実現する際、最も関心を示したのがBMWで、クラス1が世界的な規模で規定が定められるからこそ参加を決めたと言われている。では、国内のメーカーは“世界戦”参戦の意志はどうだろうか……!?
詳報は、オートスポーツNo.1442をぜひご一読いただきたい。オートスポーツ編集部も「まだ断片的情報を得たに過ぎない」としているが、スーパーGTファン、DTMファンにとっては非常に気になるトピックスと言えるだろう。