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投稿日: 2020.06.17 12:05
更新日: 2020.06.17 12:06

【国内トップドライバーオフインタビュー平峰一貴】料理が趣味の意外性とこだわり。闘将・星野監督の期待に応え「ガンガンいきたい」


スーパーGT | 【国内トップドライバーオフインタビュー平峰一貴】料理が趣味の意外性とこだわり。闘将・星野監督の期待に応え「ガンガンいきたい」

Q:3月の岡山テストでの感触を教えてください。
平峰:
手応えはあると思っています。クルマの調子もいいし、いいところと悪いところがはっきりと出ていました。また、クルマだけでなくチームの雰囲気もすごくいいです。TEAM IMPULなので厳しい面や結果を求められることもあると思いますが、それをすごく楽しみしています。星野(一義)監督も応援もしてくれているので、その期待に応えたいです。

Q:マシンの面で課題はありますか?
平峰:
“クルマのここを改良しなければいけない”というのは正直、ないですね。むしろクルマのキャラクターをどんどん知ることができています。セパンテストからバランスも良く、調子がいいので、クルマに関しては心配していないです。

Q:ブリヂストンタイヤ(BS)に関してはどんな感触でしたか?
平峰:
僕自身はいままでヨコハマタイヤの経験しかないので、BSの経験がありません。そのため、いままでとはウォームアップの仕方などに違いもあります。理解は進んでいると思っていますが、まだまだ勉強中です。でもすごく攻めていけるタイヤなので楽しみですね。

Q:今年からはGT300クラスを追い抜く立場になります。
平峰:
そうですね。昨年までGT300に乗っていたので、いざGT500に乗ってみてもGT300の走りに対して「やっぱりそう走りますよね」と、理解できる部分もあります。GT300クラスの走り方は自分の経験や記憶があるので、そのときの立場を考えながらうまくパスしていけたらいいなと思います。

TEAM IMPULの星野一義監督と平峰一貴、佐々木大樹
TEAM IMPULの星野一義監督と平峰一貴、佐々木大樹

Q:平峰選手から見て、今年からチームメイトとして組む佐々木大樹選手はどんなドライバーですか?
平峰:
“真面目”ですね。ストイックというか、クールな感じです。この自粛期間中も頻繁にではないですが、たまに連絡をとっていました。

Q:3月の富士テストが中止になって以降、チームとも連絡はとっていましたか?
平峰:
そうですね。エンジニアから「ちゃんと自粛してる?」と聞かれます(苦笑)。「お前が一番心配だよ」と言われるので「ちゃんと自粛しています」と。あとは岡山テストの振り返りをしつつ、いつでもタイム出せるように準備をといったような話をしました。

Q:この6月の準備がとても大事になると思います。
平峰:
そうですね。“時間を無駄にしない”ということはチーム全体で考えています。緊急事態宣言が出ていた期間はチームも自粛していたので、ここから先、どう行動できるかが鍵になってきますね。

Q:今シーズンはどんな年にしたいですか?
平峰:
GT500クラスは初年度ですが、ガンガン攻めていけるように全力で頑張ります!

Q:平峰選手のGT500デビュー戦をファンのみなさんも待っています。
平峰:
そうですね。ファンのみなさまお待たせいたしました! という感じですね(笑)。みなさんも自粛を頑張っていたと思うし、僕もレースが待ち遠しかったので、いい結果を残せるようにぜひ応援をお願いします。

※ ※ ※

 2009年に鈴鹿サーキット・レーシングスクールを卒業した平峰一貴は全日本F3やスーパー耐久、スーパーGT GT300クラスで経験を積み重ねてきた。そして今年、ついにGT500デビューを果たすことになった。
 フォーミュラで全日本F3に参戦し、その後、GT300を主戦場に戦ってきた平峰にとってニッサンのGT500クラスに大抜擢されてデビューする今年は大きなチャンスになる。公式テストの時点では闘将・星野一義監督とチームからの評価も高いようで、若手の少ないニッサン陣営のなかでいきなり大きな期待を背負うことになった。
 ここ数年、タイトル候補に挙げられながら不本意な結果が続いていたチームインパルにとっても、今季の活躍は平峰がどれだけ早くGT500マシンに適応できるかにかかっていると言えるだろう。

カルソニックIMPUL GT-R
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カルソニック IMPUL GT-R
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