PACIFIC RACING TEAM プレスリリース

 スタートドライバーはいつものように阪口が担当。序盤の混乱も巧みにかわし順位を守って周回を重ねた。タイヤの磨耗などで早めのピット作業を進めるチームが出てくると、コースにとどまっていた阪口は1分36秒台と安定したラップタイムで徐々に順位を上げていった。

阪口良平(Gulf Racing with PACIFIC)
阪口良平(Gulf Racing with PACIFIC)

 折り返し点に近い30周目には5位まで順位を上げた阪口は36周を終えてピットイン。ここでタイヤをすべて交換し吉田に交代、燃料補給を済ませてコースへ復帰した。

 ピット作業で予定より多めの時間を要したこともあり、17位へ順位を下げた吉田だったが、前後には同一周回でバトルする車両もおらず事実上の単独走行となった。吉田は終盤の49周目にこのレースでのベストタイム1分35秒269をマークし、結果的に予選より順位をひとつ上げた17位でゴール。

 4戦連続での完走を果たすことができた。またクラストップと1周差でゴールしたことにより、SUGO以来のチームポイント3点を加算し、チームランキングは22位となった。

 レースは最終ラウンド、ツインリンクもてぎでの2レースを残すのみ。今季最高位はSUGOと鈴鹿での13位。悲願の初入賞&ドライバーズポイント獲得を目指して最後のラウンドに臨む。

国江仙嗣監督
「悔しい結果で申し訳ありません。今回はタイヤ選択を間違えてしまったのかもしれません。両ドライバーとも良く頑張ってくれましたし、途中での作戦変更にもかかわらずメカニックは良く対応してくれましたし頑張ってくれました。

 チーム全体の力は毎戦レベルアップしているのを感じることができました。最終ラウンドに向けてはまだいろいろ勉強しないといけないこともありますが、最後の最後まで最善を尽くせるよう精一杯努力するつもりです。ぜひ応援をよろしくお願いいたします」

阪口良平選手
「スタート直後から混戦でポジション取りに苦労しました。1コーナーで押し出され単独走行になりましたが、その後はペースを取り戻すことができました。

 途中からブレーキが厳しくなりリヤの挙動も不安定になったので予定より早めにピットインしたかったのですが無線の混線もありピットインが遅れました。勝負やバトルができませんでしたが、完走して分かったこともあり収穫がなかったわけではありません。最終戦は『終わりよければすべて良し』というようなレースにしたいですね」

吉田広樹選手
「朝のフリー走行でのペースは悪くなく、もう少し上位に行けるかなと思っていましたが残念な結果になってしまいました。タイヤは予定を変えて4本とも交換したのですが、中盤からいい感じで走れました。

 ただ終盤はアンダーステアが強いうえに、ブレーキもきつく前を追うことができませんでした。。最後まで諦めずポイントを取るという覚悟で最終ラウンドに臨みます」

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