前日に比べ急激な気温上昇に、トラブルから戦列を離れるマシンが出るなか、#3 GT-Rはタイヤマネージメントを意識しながら順調に周回を重ね、レース距離が約半分となる32周を終えたところでピットイン。千代にドライバー交代してコースに復帰しました。
2周前にピット作業を終えタイヤのウォームアップも済んでいた#23 GT-Rにいったんかわされたものの、36周目には8位に浮上。38周目から2度目のSCが入ると、そのリスタート後はペースの落ちてきた#8 NSX-GTに近づき64周目の最終コーナーで逆転に成功しました。最終ラップまで粘り強く走り続けた#3 GT-Rは7位でチェッカーを受けました。
#23 GT-Rはクインタレッリがスタートドライバーを務め、10位からスタート。30周を終えたところで松田にドライバー交代し8位までポジションを上げていましたが、36周目にGT300の車両と交錯し、1秒以内の差で争っていた#3 GT-Rにかわされ9位に後退しました。接触の影響で50周目にいったんピットに戻り、車両を確認。ふたたびレースに復帰し11位でチェッカーを受けました。15位からスタートした#24 GT-Rは着実に走行し10位にポジションを上げてフィニッシュしました。
■レース後コメント
平手晃平
「2020シーズンの初戦でデータがまだ揃わないなか、ドライバーとしてのベストはつくせたと思います。ロングスティントのテストがなかなかできない状況で、少しでもタイヤを持たせようと、常にタイヤと会話するような形で頑張りました」
「後半スティントに向けてもいろいろと情報を集めて、千代選手に託しましたが、最後に抜いてきてくれました。今シーズンの初戦としてはいいレースができたと思っています。今回得られたデータをもとに、次戦以降もさらに強くなっていけるよう頑張ります」
千代勝正
「ドライバー交代直後の23号車との攻防は結構頑張ったんですが、向こうが2周早くタイヤを交換していて温まり具合の差で一度前に出られてしまいました。平手選手からのインフォメーションで、タイヤをいたわりつつプッシュするという感じで走りました」
「大変なスティントでしたが、チームといいコミュニケーションをとれたおかげで、自分なりにいいペースで走れました。最終的にペースの落ちてきた8号車を、300が絡んだところでうまく抜くことができました。最後にひとつポジションを上げて帰ってこられて良かったです」
田中利和 監督
「今シーズンはテストでも安定した天候でロングランをする機会がほとんどなく、ドライでレース距離を走るのはこれがほぼ初めてという状況。ドライバー達にはタイヤマネージメントに気を付けながら走るように言っていましたが、その甲斐あって千代が終盤にライバル車を抜いてきました」
「今自分たちが持っているものを考えると、精いっぱいできたという感じです。当然このポジションで満足しているわけではないので、さらに上を目指して頑張ります。引き続き、応援をよろしくお願いします」

【GT300クラス】
GT300クラスは、予選2位の#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)が、スタート直後にトップに浮上し、レース序盤17周までは、レースをリードしましたが、3位に後退し、22周目にピットイン。迅速なピット作業で1台を抜き返すことに成功します。
気温と路面温度が予想以上に上がり、タイヤにもマシンにも厳しい状況でしたが、最後まで粘り強く走り、2位表彰台を獲得しました。
