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投稿日: 2020.08.09 19:32
更新日: 2020.08.09 19:54

ARTA NSX GT3 2020スーパーGT第2戦富士 決勝レポート


スーパーGT | ARTA NSX GT3 2020スーパーGT第2戦富士 決勝レポート

2020 AUTOBACS SUPER GT
Rd.2 富士スピードウェイ
GT300 決勝レポート

アンダーステアに苦しみながらも3位表彰台を獲得

 開幕戦は後方からのスタートだったが、今回はフロントローからのスタートで車のセッティングも良さそうだ。高木真一、大湯都史樹の2人は良い結果が望めそうだ、と表情も明るい。

スタートは高木。予選上位4台のうち、3台は車重が軽いJAF-GT。スタートはその軽さを武器に高木は苦しめられた。1周目の100Rまでに4番手まで順位を落としてしまう。

 タイヤが暖まるまでは車重の軽いJAF-GTには有利と言えるだろう。ベテランの高木はそこから離されずトップ集団に食らいついていく。しかし、周回を重ねるに連れて操縦性が徐々に悪くなってきてしまう。アンダーステアが出てきてしまったのだ。15周目の1コーナーでは5番手に順位を落としてしまう。高木は難しい状況でもそれ以上順位を落とさずに周回を重ねる。

 28周目にルーティンのピットインを行い、大湯に交代。大湯は11番手でコースに復帰。他車のピットインもあり、34周目には4番手まで順位を挽回。大湯はルーキーながらもうまく500クラスを抜かせ、速いペースで周回を重ねた。

 徐々に3番手の車に追いつき、38周目の1コーナーで3番手に浮上。2番手の車に追いつくには少々差が開いてしまったが、そのまま危なげない走りで3位表彰台に導いた。次回の鈴鹿はテストでもとても良いセッティングが見つかったのでJAF-GTに一矢を報いたい。

土屋圭市アドバイザーのコメント
「JAF-GTとは差がありすぎだったね。GT3ではとトップだったので、完成度は高かったと思います。次回の鈴鹿は我々の車もなかなか良さそうなので、JAF-GTと対等にレースが出来るように頑張ります」

2020年スーパーGT第2戦富士決勝 ARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹)が3位表彰台
2020年スーパーGT第2戦富士決勝 ARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹)が3位表彰台

岡島慎太郎エンジニアのコメント
「ウォームアップからアンダーの症状が出ていて、レースに向けて改善したつもりだったのですが、改善しきれませんでした。苦しいバランスでしたが、2人ともプッシュしてくれて、何とか3位になれたと思います。ドライバーに感謝です。鈴鹿はテストで良い結果が出ていますので、その時のコンディションに上手く合わせられれば良いところへ行けると思います」

高木真一選手のコメント
「もうちょっとイケると思ったんですけどね。どこで何がズレたかわからないんですけど、気温も高くなって、そこに合わせきれなかったというのもありましたが、アンダーステアが強くなってしまいました。JAF-GT勢とはあんなに差があるとは思っていなかったのでそれが誤算でした。硬めのタイヤで行ったので暖まれば何とか付いていく事が出来たのでとにかく諦めないように走り、大湯につなぎました。大湯はそれに応えてくれて何とか3位になれました。次回の鈴鹿はテストで良い結果が出ているので、レースでも良い結果が出るように準備していきたいです」

大湯都史樹選手のコメント
「思った以上に苦しくて、当初は予選より決勝の方が良いと思っていました。タイヤに合わせたセットアップが上手く出来なかったのが苦しかったです。そんな中でもブリヂストンさんは良いタイヤを作ってくれましたが、コンディションに合わせきれませんでした。今回の結果でウェイトを積まされますが、次回の鈴鹿は良い状態で行けると思いますので精一杯戦って良い結果を出したいです」

2020年スーパーGT第2戦富士決勝 ARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹)が3位表彰台
2020年スーパーGT第2戦富士決勝 ARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹)が3位表彰台


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