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投稿日: 2020.08.09 21:27
更新日: 2020.08.09 22:19

TOYOTA GAZOO Racing 2020スーパーGT第2戦富士 レースレポート


スーパーGT | TOYOTA GAZOO Racing 2020スーパーGT第2戦富士 レースレポート

スーパーGT 2020年 第2戦 富士 たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE

GRスープラが2-3-4位フィニッシュ
関口/フェネストラズ組が2位、大嶋/坪井組が3位で連続表彰台獲得

 富士スピードウェイでスーパーGTの第2戦が行われ、関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ組 au TOM’S GR Supra 36号車が2位、大嶋和也/坪井翔組 WAKO’S 4CR GR Supra 14号車が3位と開幕に続いて連続表彰台を獲得。平川亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM’S GR Supra 37号車が4位で続き、GRスープラは2-3-4位フィニッシュを果たしました。

 スーパーGT第2戦『たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE』が8月8日(土)、9日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。

 GRスープラのデビュー戦をトップ5独占という好結果で終えた開幕戦から3週間、第2戦も同じ富士スピードウェイが舞台となります。前戦同様無観客で、スタッフの感染防止対策を充分に実施した上での開催ですが、今大会は通常と同じく、土曜日に予選、日曜日に決勝というスケジュールで行われました。

 今大会も、外国人の入国制限の影響でDENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車のレギュラードライバー、ヘイキ・コバライネンは欠場。代わりのドライバーには、GT300クラスに参戦中の阪口晴南が抜擢されました。阪口が乗るはずだったK-tunes RC F GT3 96号車はベテランの脇阪薫一が新田守男と組みます。

 また、開幕戦を欠場したarto RC F GT3 35号車は今大会より参戦しますが、レギュラードライバーが入国できず、代わりに佐々木雅弘/堤優威が今大会のドライバーを務めます。

予選

 8日(土)、路面は完全なドライですがやや重めの雲が空を覆い、気温は28度、路面温度39度というコンディションで午後2時30分よりノックアウト方式で予選が行われました。10分間で競われるGT500クラスのQ1は、全15台中上位8台がQ2へと進出。各車充分にタイヤを暖め、残り3分を切ったあたりから本格アタックを開始しました。

 まず1分28秒台に入れた後、ラストラップのアタックでさらにタイムアップ。最後の最後に大きくタイムを更新した中山雄一の39号車が2番手タイムをマーク。フェネストラズの36号車が4番手、大嶋の14号車が6番手でQ2進出を決めました。

 一方で、前戦勝利を挙げた平川の37号車と石浦宏明のZENT GR Supra 38号車は、8番手と僅か0.1秒差で10、11番手となりQ2進出ならず。宮田莉朋のWedsSport ADVAN GR Supra 19号車も14番手でスターティンググリッドが決定しました。

2020年スーパーGT第2戦富士 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)
2020年スーパーGT第2戦富士 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)

 Q2もセッション終盤のアタック合戦となりましたが、ここで好走を見せたのが、39号車の阪口晴南。今大会、初めてGT500をドライブしたにもかかわらず、GRスープラ勢の最上位となる3番手タイムをマークしました。3番手から8番手までがコンマ3秒の中に入る僅差の予選で、関口の36号車が6番手、坪井の14号車が8番手につけ、決勝に臨むこととなりました。

 GT300クラスは、前戦同様、Q1は2グループに分けて実施。それぞれの組ごとに上位8台がQ2へと進出します。A組ではプリウスPHV勢が速さを見せ、中山友貴のTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車が3番手、織戸学のTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車が6番手。

 また、開幕戦でデビューウインを飾り、GT300クラスのみの規則である獲得ポイント×3kgという重いウエイトハンデを科された埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車も吉田広樹のアタックで7番手に滑り込み、Q2進出。LEXUS RC F GT3勢は苦戦し、吉本大樹のSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が12番手、新田の96号車が13番手でQ1敗退となりました。

 Q1のB組では、スーパーGTデビュー2戦目の三宅淳詞が駆る244号車と、デビュー戦となる堤の35号車という、フレッシュな2人が駆るLEXUS RC F GT3が出走。好走を見せた244号車は、僅か0.07秒差で9番手敗退かと思われましたが、その後上位車両の走路外走行によるタイム抹消があり、8番手へ浮上。スーパーGT参戦2戦目にしてQ2進出を果たしました。35号車は11番手で惜しくもQ2進出を逃しました。

 Q2ではウエイトハンデをものともせぬ走りを見せた52号車が川合孝汰のアタックで9番手グリッドを確保。久保凜太郎が担当した244号車は12番手。永井宏明の30号車が13番手、嵯峨宏紀がドライブした31号車はトラブルに見舞われ、16番手グリッドとなりました。

2020年スーパーGT第2戦富士 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)
2020年スーパーGT第2戦富士 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)


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