Q1:中山が0.089秒差でQ1突破ならず

 22日(土)15時03分Q1開始時点では気温34度/路面温度51度に跳ね上がった。開始から残り8分でコースインした中山。公式練習走行で感触の良かったハード側タイヤを装着してコースイン。4周目にアタックラップと決めてタイヤの温まりを合わせてウォームアップ。

 予定通り4周目にアタックに入った中山は、セクター1でトップと同等のタイムを刻み駆け抜けると、セクター2のデグナー2立ち上がりでわずかにトラクションがかからず。セクター3のスプーン付近でも思うようにタイムが稼げず。セクター4で巻き返したが、1分47秒577のタイムで、わずか0.089秒差でQ1突破ならず悔しい予選結果となった。

■決勝
ウォームアップ走行

 23日(日)11時40分から開始されたスタート前20分間のウォームアップ走行は、気温31度/路面温度48度の高温のなか、スタート担当のヘイキがハード系ユーズドタイヤを装着して決勝セットを確認。

 ピットワーク作業の練習を行った後に中山が3周走行してソフト系ユーズドタイヤの確認。ウォームアップ走行は決勝セットの調整に費やしトータル10周を走行して、1分53秒279の15番手タイムとなった。

決勝レース
第1スティント:復帰戦でヘイキが快進撃の5位浮上

 23日(日)13時決勝スタート時点は気温32度/路面温度49度の暑さに。ウォームアップ走行のデータ解析とドライバーフィーリングにより、スターティンググリッドでコンディションに合わせた調整を実施。

 9番グリッドから不撓不屈に勝利を目指していったヘイキが駆るDENSO KOBELCO SARD GR Supraは、1周目から セーフティカー(SC)が導入される波乱の幕開けのなかで、序盤に虎視眈々とチャンスを伺う走り。復帰戦であるがヘイキは流石のレース攻防の駆け引きの巧さを披露しながら、13周目に19号車をシケインでかわし、15周目には遅れ始めた64号車をデグナーでパス。130Rコーナー進入で17号車を抜き去る怒濤の追い上げを見せて5位に浮上する快進撃を見せた。

 17周目に2度目のSC導入で各陣営のピットが慌ただしくなり始める。22周を終えSC解除でピットインを始める車両が出始め、ステイアウトしたヘイキがここがチャンスとばかりに猛プッシュ。25周目に戦況を見図っていた脇阪寿一監督が最高のタイミングを狙って決断し、ヘイキをピットに呼び戻した。

2020年スーパーGT第3戦鈴鹿 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)
2020年スーパーGT第3戦鈴鹿 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)

第2スティント:中山が諦めない走りで連続ポイント獲得を堅守

本日のレースクイーン

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