石浦宏明
「前回までのレースで流れがあまり良くないままだったので『今回こそは』という思いで来ていて、結果的にここまでは急激に良い流れに変わってきているので、少しホッとしている部分もあるんですけど、今日は朝からこういう不安定なコンディションで、濡れてる状況のスリックタイヤでは少し1発タイムに関しては厳しいかなと感じていました」
「Q1ではそういう状況だったので、本当に通るか通らないかギリギリのところだなって分かってはいたんですが、限られた時間の中で目一杯いくしかないと。それでアタックして、結果的には最後にイエローが出ていたので、自分としては濡れているブレーキングポイントから、クルマ(16号車)の止まっている位置が危なく見えたし、ダブルイエローだったので大幅にスローダウンして、最後もう1周チャンスがあるかと思っていたらチェッカーだったので、その前の周のタイムしか残せなかった」
「でも結果的に繰り上がって立川さんにバトンを繋げたので、なんとかギリギリセーフで繋げて良かったな、と思っています」
「状況としては、自分がヘアピンを立ち上がったところでチームから無線が入って『90度コーナー、イエロー出てるよ』と聞こえたので、正直その段階で『この周は難しいかな』と思いながらバックスストレートを下っていって、下ったところでちょうどオーバーランしたら行っちゃうような位置にクルマが止まってるのがすぐ見えて、ダブルイエローも確認できた。雨も降っている状況でしたし、ゆっくり走ってるつもりでもロックとかさせちゃうとそっちに行っちゃう可能性があるので、かなり早めにブレーキを踏みました」
「前にいた坪井(翔)選手も同じくマージンを取ってすごくスローダウンして、その車両からすごく離れた位置を通っていたので、2台揃って通過して。坪井選手は残り時間がないのが分かっていたので、そのままピットロードに進んで、僕はメインストレートまで入ったんですけどチェッカーを確認したので、その後にピットへ戻った、という状況でした」
「ここまで表彰台に立っていませんし、チャンピオンシップを考えても絶対に勝ちたいところではあるんですけど、自分としてはいつもどおりベストを尽くして走るのみかな、と思ってるので、しっかり良い仕事をしたいなと思います」

