更新日: 2020.09.14 12:01
ニッサン 2020スーパーGT第4戦もてぎ レースレポート
CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rが4戦連続入賞
SUPER GT 2020第4戦レースレポート
9月13日 ツインリンクもてぎ(栃木県)
スーパーGT第4戦がツインリンクもてぎで開催。開催時期やハンディウエイトの有無、レース距離など例年と異なったことから、決勝終盤は白熱した戦いとなりました。そのなかで、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)が7位入賞。開幕戦から4戦連続でシリーズポイントを獲得しました。
【GT500】
レースウイークのツインリンクもてぎは設営日から不安定な空模様。晩夏の暑さは残っていながら、雷雨で気温や路面温度が下がるなど、コンディションはめまぐるしく変わっていきました。決勝日の天候も全く読めないなか、12日(土)午前中の練習走行では各車が予選・決勝に向けて精力的に走行メニューを消化していきました。
GT500クラスの公式予選は15時過ぎにスタート。直前に行われたGT300クラスのQ1セッション時に雨が降り出し、GT500クラスの予選もウエット宣言のもとでセッションが進んでいきました。
濡れて滑りやすい路面のなか、じっくりとタイヤのウォームアップを行った各車は徐々にタイムアップ。まずは#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田 次生/ロニー・クインタレッリ)が1分39秒695をマークすると、続いて#3 GT-Rが1分39秒620で#23 GT-Rを逆転しQ2圏内に滑り込みます。2台は続けてアタックに向かい、それぞれ0.5秒ほど自己ベストタイムを更新しましたが、黄旗提示中のタイムのため採択されず、#3 GT-Rが10番手、#23 GT-Rが11番手となりました。
#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/平峰一貴)は12番手、#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー)は15番手でした。
予選日から一夜明けたもてぎは、朝はまだ夏の日差しが照り付けていました。しかしスタート時刻が迫るにつれて雲の量が増え、次第に曇天に。気温27℃、路面温度34℃というコンディションで13時に決勝レースがスタートしました。
レース前半は、#12 GT-Rのスタートドライバーを務める平峰が果敢な追い上げを見せました。ひとつ前を走る#23 GT-Rのクインタレッリとともにオープニングラップでふたつポジションを上げると、翌周には8番手のマシンのミスを見逃さずに2台でさらに順位を上げました。
2台のGT-Rは1秒を切る差で接戦を展開していましたが、8周目に平峰がわずかなスキをついてクインタレッリをかわし、8番手につけました。その後レースは、GT500クラスとGT300クラスの車両が接触するアクシデントが発生し、車両回収のためにセーフティカー(SC)が導入されます。