投稿日: 2020.10.01 15:10
更新日: 2020.10.02 08:42
更新日: 2020.10.02 08:42
ジレンマ抱える王者ワコーズ。垣間見えるクラス1車両の難しさとエンジニアの哲学
Kazushi Nakano / autosport web
「全然ダメですね。ここ数戦はレース後に何の満足感もなくヘコんでたんですけど、今日はもう笑っちゃうくらいダメでした」
首を横に振りながらレース後のパドックでそう語るのは、WAKO’S 4CR GR Supraの阿部和也エンジニアである。ウエイトハンデ48kgで臨んだ第4戦もてぎでは、予選9番手から決勝で4位。後半を担当した坪井翔が好バトルを見せてポジションを上げるシーンもあり、さぞマシンの状態も良いのでは……とピット裏を訪れたところ、陣営には意外や重たい空気が漂っていた。