更新日: 2020.10.05 14:07
ニッサン 2020スーパーGT第5戦富士 レースレポート
スタート直後の1コーナーで一旦ポジションを下げてしまった#12 GT-Rですが、セーフティカー(SC)後のリスタートのあとに#23 GT-Rをかわして3番手になりました。その後ファステストラップも記録して上位2台を追いかけましたが、14周目を走行中、#12 GT-Rに対してペナルティボードが表示されます。
SC中に前のマシンを追い抜きしてしまったためで、これによりドライビングスルーペナルティが科されました。#12 GT-Rは15周を終えたところでペナルティを消化。最後尾から果敢に追い上げていきました。
24周を終えるところでドライバー交代を行い、後半スティントを託された平峰は上位陣と同等のハイペースで周回。最後は8位までポジションを回復してチェッカーを受け、ポイントを獲得しました。
#23 GT-Rは、#12 GT-Rにかわされた後も4番手をキープしました。25周を終えてドライバー交代した後は、松田が担当。暫定10番手でコースに復帰すると、6番手まで順位を取り戻しました。しかし、終盤にステアリング系の振動で緊急ピットインを行うことになり、11位でチェッカーを受けました。
■コメント
佐々木大樹
「スタート直後のブレーキング勝負でフロントタイヤをロックさせてしまい、またペナルティで順位を下げてしまいました。ただ、平峰選手がポイント圏内まで追い上げてくれて、シーズン前半の悪い流れを少し変えられたと思います。クルマが速いことは示せたので、次戦の鈴鹿大会も頑張ります」
平峰一貴
「いろいろあったレースではありますが、チェッカーまで走り切るという自分の仕事を尽くしました。走り切ったなかで課題も出てきたので、しっかりと反省点を見直して次につなげます。勢いを止めることなく次のレースも戦っていきます」
【GT300】
GT300クラスは、予選6番手からスタートした#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が優勝。
前半スティントを担当した藤波が12周目にトップに浮上し、後半スティントではタイヤの無交換作戦で逆転を許したライバルマシンを、オリベイラが一気に詰め寄りふたたびトップを取り返しました。
#56 GT-Rは2019年からGT300クラスに参戦しており、チームにとってうれしい初優勝となりました。