最高速も前日より上昇傾向で、午前はLC500が297.193km/h、GT-Rが291.655km/hをマーク。また、LC500は午後、1分30〜31秒台コンスタントで5周前後ずつという走行を繰り返していくなかで次第に最高速が伸びていき、297.357km/hを記録している。
午後のLC500のベストタイムは1分28秒869で、午前のタイムにはわずかに及ばず。GT-Rは午後のベストタイムが1分30秒003、最高速は293.239km/h。
初日はLC500、2日目はGT-Rにそれぞれ長めのピット待機時間こそあったが、2日間のテストを通じてコース上での大きなアクシデントやトラブルストップは両車ともなかったものと見られる。ニスモの鈴木豊監督は「この段階のテストとしては概ね順調です」との旨を話しており、レクサス陣営に集まった各チームのエンジニアたちも、やはり概ね順調を窺わせる談話を語っていた。
タイム、最高速とも、季節条件がいいことを差し引いても速い印象だが、17年規定になっても「今季までと同じくらいのタイムが出るんだろうと思います」との見方を、鈴木監督はテスト終了直後に語った。