更新日: 2020.11.09 11:07
TOYOTA GAZOO Racing 2020スーパーGT第7戦もてぎ レースレポート
SUPER GT 第7戦もてぎ
FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE
平川/山下組GRスープラが6位フィニッシュ
タイトル争いは僅差のまま最終戦富士へ
スーパーGTの第7戦がツインリンクもてぎで行われ、平川亮と、今大会より新たに山下健太がコンビを組むKeePer TOM’S GR Supra 37号車が6位フィニッシュ。ヘイキ・コバライネン/中山雄一組 DENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車が8位、立川祐路/石浦宏明組 ZENT GR Supra 38号車が10位に入りポイントを獲得。タイトル争いは僅差のまま最終戦の富士で決されることとなりました。
スーパーGT第7戦『FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE』が11月7日(土)、8日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催されました。
全8戦で戦われている2020年のスーパーGTも残り2戦となりました。今季新型車両としてGT500クラスに投入されたGRスープラは、デビュー戦となった開幕戦でトップ5を独占。その後はランキング上位車両に課されるウエイトハンデに苦しみながらも着実にポイント獲得を続け、ドライバーズランキングでは1位、2位につけています。
しかし、ここまでの6戦で3メーカーがそれぞれ2勝ずつとライバルの追撃も激しく、シーズン2戦を残して、3台のGRスープラを含むランキングトップ5台がわずか2ポイント差の中に入っているという、まれに見る激戦が続いています。
今大会はウエイトハンデが獲得ポイント×1kgと前戦までに比べて半減されます。前戦まで重いハンデに苦しんできたランキング上位勢にとっては、軽くなるハンデのなかで、ノーハンデとなる最終戦でのタイトル争いに残るためにも、絶対に落とせない重要な一戦です。
なお、ドライバーズランキングで首位に1ポイント差のランキング2位につける37号車は、ここまで6戦を戦ってきたニック・キャシディが、来季参戦する海外シリーズのテスト等準備のためにこの終盤2戦は欠場することが決定。このため今大会より37号車は、キャシディに替わって昨年のシリーズチャンピオンでもある山下が、平川と組んで参戦することとなりました。
◆予選◆
7日(土)午前中は秋晴れの好天。午後になるとやや雲が出てきたものの、気温19度、路面温度24度という11月としてはまずまずなコンディションで、午後1時半からノックアウト方式の予選が開始されました。
GT500クラスのQ1では、いつもよりも若干早めの、開始2分程から各車コースインを開始。ここではGRスープラ勢で最もウエイトハンデの軽いWedsSport ADVAN GR Supra 19号車を駆る宮田莉朋が速さを見せ2番手タイムをマーク。ランキング8位ながら首位と11ポイント差とまだまだ十分逆転可能な位置につける38号車の石浦が6番手。
Q2進出ラインとなる8番手争いは、ランキング首位の坪井翔がドライブするWAKO’S 4CR GR Supra 14号車を、2ポイント差で追うau TOM’S GR Supra 36号車の関口雄飛が僅かに上回り、36号車までがQ2進出。