更新日: 2020.11.10 17:18
関口雄飛 2020スーパーGT第7戦もてぎ レースレポート
■土曜日 フリー走行&予選
今シーズンのスーパーGTもいよいよ後半戦を迎えました。ツインリンクもてぎで開催される第7戦は、ウエイトハンディが半分となり、36号車はウエイトハンディが45kgとこれまでより軽いウエイトハンディでのイベントとなります。
朝のフリー走行からマシンのバランスがいまひとつで、1分37秒784の7番手タイムでセッションを終えた36号車は、午後の予選に向けて最後の調整に余念がありません。今回の予選Q1アタッカーは関口雄飛が担当することになりました。
予選Q1、セッション開始早々にチームメイトとランデブーする形でタイヤを温めた関口雄飛は、やや前のマシンと距離を開き、アタック開始。1分37秒271を4ラップ目に叩き出し、7番手タイムとなりました。セッション最後にタイムアップするマシンが出て8番手に下がりましたが、予選Q1突破。サッシャ・フェネストラズ選手にバトンを繋ぎました。
予選Q2はやや気温が下がりましたが、早めのタイミングでコースインしたサッシャ・フェネストラズ選手が7番手タイムをマーク。こちらもセッション最後にタイムアップするマシンが出て8番手となりましたが、予選終了後に4輪脱輪を2台のマシンが指摘され、最終的に36号車は7番手グリッドからのスタートとなりました。明日の決勝は4列目8番手からのスタートとなります。
■関口雄飛のコメント
「練習走行のときはバランスが良くなかったですね。専有10分のアタックで自分たちだけがタイムアップできなかった状況だったので、予選に向けてセットアップの修正をしたのですが、Q1ではバランスが修正しきれなかったです。そこから短いインターパルの間でうまくマシンの修正ができたので、サッシャからはポジティブなコメントが聞けました。グリッド7番手からのスタートなので、なんとかひとつでもポジションを上げて、最終戦、そしてタイトルにつながるレースができるよう頑張ります」
■日曜日 フリー走行&決勝
第7戦の舞台となったツインリンクもてぎ決勝レース、入場制限を設けているとはいえ、早朝からスタンドに観客が詰めかけ、チケットは完売。スーパーGTの人気の高さを物語っていました。朝のウォームアップではセッション最後にストップした車両の回収のために赤旗が出で、セッションは約3分を残して終了。36号車は6周して9番手のタイムをマークするにとどまりました。
午後1時、決勝レースのスターティングドライバーはサッシャ・フェネストラズ選手です。ローリングスタート直後の混乱をうまくかわし、7番手キープで序盤戦を戦いましたが、5周目に1台にパスされ8番手。さらに19周目にも1台パスされてしまいます。
レースは21周目以降であれば、義務周回数的にドライバー交代が可能になるタイミングとなるため、なんとか踏ん張り、22周目に首位のマシンと3番手を走るマシンがドライバー交換に入り、36号車は6番手にポジションアップしたのですが、そのタイミングでなんとセーフティカーが導入されてしまいました。
GT500クラスでは2台のマシンがSC前にドライバー交代を済ませた形となってしまい、勝利へのチャンスが遠のきました。28周目に再スタートが切られたタイミングで続々と各チームはピットインしてドライバー交代。ステイアウトを選んだ36号車は29周目にトップに立った状態となりましたが、30周目に同じくピットインして関口雄飛にドライバー交代。
この段階で4番手でレースに復帰したものの、タイヤが温まる時間もなく、すでにタイヤが温まった状態の後続車に襲いかかられるタイミングとなってしまいポジションをダウン。レース終盤までファイトあふれる走りを見せた36号車でしたが、残念ながら今回はノーポイントのレースとなってしまいました。
■関口雄飛のコメント
「結果がすべての世界ですから、今日は、自分たちが遅かったとしか言えないです。サッシャが混戦で多少接触してマシンのバランスが悪化したとはいえ、大きなダメージではなかったので最後まで走り切ることはできました。今日はポイントをなんとか加算したかったのですが、残念ながら叶いませんでした。最終戦はウエイトハンディもなくなりますから、全身全霊をかけて戦います。応援よろしくお願いします」