K-tunes RACING
2020.11.7-8
TWINRING MOTEGI
Round.7
もてぎ 決勝
絶好のSCが周回遅れに! ペースも苦しく17位に終わる
最終戦が行われるのは富士スピードウェイ。K-tunes Racingにとっては苦手なコースとしていて、いい結果が期待薄。それだけに今回の第7戦ツインリンクもできは、ポイントを積み上げておきたい、という気持ちがチームにありました。前回の第4戦モテギでは4位入賞を果たしていることも、プラス材料でした。
予選からすでに決勝レースを意識し、タイヤ選択を含めてレースをターゲットに戦っていきました。それでも予選Q2に駒を進めることができ、感触は悪いものではありませんでした。その予選Q2のセッティングがマッチしなかったことで、逆に正しい答えに近づいているようにも思えました。
スタートドライバーは新田守男選手で、13位から上位を狙いました。しかしレースのペースが上がらず、苦しい展開となります。ポジションを上げることはできず、トラブルで後退したマシンによって12位となりました。そして、21周目ドライバー交代のタイミングを迎えます。
そのピット作業中に、なんとセーフティカーが入りました。トップグループはまだピット作業を済ましておらず、彼らとのタイム差を大幅に圧縮する絶好のタイミング! なにしろピット作業を済ませたマシンの中では4位だったのです!
しかし現実はそう上手くいきませんでした。それはコースに復帰したのが先頭を走っていた#61BRZよりも後ろ、つまり周回遅れになっていたからです。
26周目に再スタートとなり、多くのマシンがピットへ向かいました。しかしピット作業でのロスタイムはラップタイムよりは短いのです。K-tunes 96号車の前にピット作業を終えたマシンが入り、19位にまで順位を落としてしまいます。

しかも阪口晴南選手のペースもまた、苦しいものでした。前後のマシンに対してアドバンテージはなく、追い上げるどころか、防戦することに注力しなければなりませんでした。「もし周回遅れでなかったとしても、あのペースだと入賞するのがやっと、だったでしょうね」と影山正彦チーム監督は予想してくれました。
結局17位でチェッカーフラッグを受けることになりました。予選での快走、そして絶好のタイミングのセーフティカー、いずれも結果につなげることはできませんでした。
「最終戦は、来年につながるような走りをお見せできるように、いろいろな部分を見直して臨みます」。その最終戦は11月28日~29日、富士スピードウェイで開催されます。
■コメント
新田守男
「レースのペースが悪くて、ボクらのイメージよりも1周1.5秒くらい遅い感じなんですね。それを何とか改善していかないと、いい結果は出ないですね。最終戦までにいろいろ検証して、もっと競争力を高めたいですね」
阪口晴南
「コースインした時にトップのBRZから結構後ろだったので、周回遅れになってしまい、勝負権を失いました。レースペースも良くなくて、苦しい展開でした。今回のデータを十分に検証して、最終戦で建て直したいですね」
