更新日: 2020.11.12 15:39
大津弘樹 2020スーパーGT第7戦もてぎ レースレポート
2020スーパーGT第7戦もてぎ レースレポート
大津弘樹
DATE:予選 10月7日(土)/決勝 10月8日(日)
RESULT:予選1位 決勝2位
TEAM:Modulo Nakajima Racing
CAR No.64
予選Q1は私が担当しました。タイヤのウォームアップを2周行った後アタックラップに入りました。1、2コーナーを通過した際にグリップの高さを感じたので、マシンのパフォーマンスを最大限に引き出せるようプッシュした結果トップタイムでQ2にバトンを繋ぐことができました。
Q2予選を担当した伊沢選手も後続にコンマ4秒以上差を付けてトップタイムを記録し、今季2度目のポールポジションを獲得しました。
決勝のスタートは私が担当しました。序盤から後続を引き離す為にフォーメーションラップでタイヤに熱を入れてスタートを切りました。スタート直後の1コーナーでブレーキをロックさせてしまったものの、トップをキープしたままオープニングラップを終えました。2周目にファステストラップを更新しながら後続を突き離し、タイヤを労りながら周回を重ねて行きました。
しかし、10周目辺りから極端にグリップの低下を感じ一気にペースダウン。1コーナーで2番手に後退してしまい、さらに12周目に3番手へポジションを落としました。ペースが上がらないなか粘っていましたが20周目に4番手に後退。その後22周目にピットに入りドライバー交代と給油、ハードタイヤに交換しピットアウトしました。
そのタイミングでストップ車両の回収の為、SCが導入。29周目に再開し全車がピット作業を終えた時には2番手に順位が上がり、3番手に対して1分以上の差を付けていました。スティントの中盤からピックアップの症状が起きてしまい、ペースを落としてしまいましたが、後続に大きなマージンがあったことで、順位を守り切り2位でチェッカーを受ける事ができました。
目標としていた表彰台を獲得し、さらには今季2度目のポールポジションを獲得できたことは、チーム全員の努力が報われた結果だと思っています。中嶋レーシング、ダンロップタイヤのみなさん、伊沢拓也選手、応援してくださっているスポンサー様・ファンのみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。
2位を獲得することができましたが、優勝を目前にしたからこそ、大きな差があることを感じました。特にレースペースにまだ課題が多くあるため、課題を改善していけるよう取り組んでいきたいと思います。
次戦が今シーズンの最終戦となります。ここ2戦で良いレースが続いているので、優勝獲得に向けて精一杯ベストを尽くします。第8戦は11月28日~29日に富士スピードウェイにて行われます。引き続き宜しくお願い致します。