35周目にほぼ全車がピット作業を済ませると、Hitotsuyama Audiは見た目上でもトップに復帰。2番手にはGAINER AMG、3番手には予選11位からじわじわとポジションを上げて来ていたマネパ ランボルギーニGT3がつけていたが、タイヤ無交換作戦を敢行したGAINER AMGは終盤ペースが上がらずランボルギーニに迫られてしまう。
そして41周目のダウンヒルストレートで両者のポジションが逆転。GAINER AMGはさらに、4番手を走っていたExcellence Porscheにも交わされ、順位を下げることとなった。
Excellence Porscheはさらにペースを上げてマネパ ランボルギーニにも迫っていく。残り2周でテール・トゥ・ノーズに持ち込むと、最終ラップに入ったホームストレートでサイド・バイ・サイドに並びかけると、1コーナーの飛び込みでオーバーテイク。2番手に浮上した。
トップを走るHitotsuyama Audiは首位に立ってから独走状態に。一時、勢いに乗るマネパ ランボルギーニにギャップを縮められる場面もあったが、その後ぼっ発した2位争いでギャップが広がり、今季初優勝。2位にExcellence Porsche、3位にマネパ ランボルギーニは今季初表彰台を獲得した。

チャンピオン争いトップのVivaC 86 MCは7位入賞で4ポイントを追加。31号車プリウスは終盤までVivaC 86 MCの前を走っていたが、マシントラブルによりノーポイント。21番手スタートのB-MAX NDDP GT-Rも13番手フィニッシュでポイントを獲得できなかったため、VivaC 86は11ポイントまでリードを広げ、13日(日)のシリーズ最終戦に臨む。