■次点1:トヨタ
2020年、トヨタはル・マン24時間レースで3連覇を果たした3番目のLMP1マニュファクチャラーとなった。
同社はまた、新たなスーパーGTマシンであるGRスープラのロールアウトに成功。開幕戦ではGT500クラスでトップ5を占め、シーズン2勝を挙げた。さらに、新型コロナウイルスのパンデミックが世界の物流を直撃したにも関わらず、新たなスープラGT4マシンをデビューさせることにも成功した。

■次点2:アストンマーティン
最終シーズンとなったアストンマーティンのLMGTEファクトリーチームは、WEC世界耐久選手権とル・マン24時間で大きな勝利を収めた。
一方でカスタマー・レーシング、とりわけバンテージが人気を博しているGT4カテゴリーへの取り組みも注目に値する。彼らにとって重要な地域である北米においては、いくつかのチームがアストンマーティンへと鞍替えを行なっている。このトレンドにより、KohRモータースポーツがIMSAミシュラン・パイロット・チャレンジのGSのタイトルを獲得している。

■次点3:BMW
2020年は、いくつかのGTレースのトロフィーが、BMWのもとへと渡った。
BMW M6 GT3での主な勝利としては、ローヴェ・レーシングによるニュルブルクリンク24時間レース、ワーケンホルスト・モータースポーツによるIGTCインディアナポリス8時間レース、同じくキャラミ9時間レースが挙げられる。また、両チームによる力強いパフォーマンスのおかげで、NLSニュルブルクリンク耐久シリーズにおけるGT3でのトップメーカーともなった。
また、LMGTE(GTLM)では、BMW M8が2度目のデイトナ24時間クラス優勝を獲得し、チームRLLをIMSAミシュラン・エンデュランス・カップのタイトルへと導いた。

■次点4:オレカ
LMP2のマーケットは、ル・マン24時間におけるエントラントの80%が選択したシャシーを製造するオレカによって、引き続き支配されている。オレカ07はWEC、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、アジアン・ル・マン・シリーズ、そしてIMSAのLMP2クラスを席巻すると同時に、IMSAのDPiクラスを制したアキュラARX-05のベースシャシーともなっている。
さらに、オレカのLMP1マシンでは、レベリオン・レーシングがWECのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースで、総合優勝を果たしている。
