本山哲 スーパーGT第3戦/第8戦もてぎ レースレポート
46号車は午後の第3戦決勝に6番グリッドより挑むことになった。
予選終了後、天候はどんどん回復し日差しはさらに増し、午後1時10分からの決勝は予選時とは全く異なったコンディションでスタート。
前日は10℃前後に留まった気温は決勝開始時には18℃、路面温度は24℃にまで達し、レース中さらに上昇する見込みとなった。
そんな中、千代がスターティングドライバーをつとめる46号車は6番グリッドにつくと、1周のフォーメーションラップを終えローリングスタート。
53周の短いレース距離に対し硬めのタイヤで無交換作戦を目論むチームもあり、スタートから序盤は各々のタイヤの温まり具合によって順位は激しく変動した。
46号車はオープニングラップで7位に順位を落とすと、さらに3周目に入ったセーフティカーにより再びタイヤが冷えてしまい、8周目のリスタート後もなかなかペースを上げることができなかった。しかし我慢の走りで前半スティントを終え、9位でピットイン。
第2スティントを本山哲に託してレースは後半へ折り返した。
22周にピットインしタイヤ交換およびドライバーを本山哲に代えた46号車は、後半スティントに入り本来のペースを取り戻す。
9位をキープし後半をスタートさせた46号車は前半とは一転、後半のタイヤは路面と程よくマッチしていたことから前を追うレースへと形勢を変える。
35周目に1台をオーバーテイクし8位に順位を上げると、その時点で6秒以上のギャップがあった7位にも徐々に近づき44周目にはついに射程圏内に。
ところがペースの差から7位浮上は時間の問題だと思われたが、激しくプッシュするもオーバーテイクを狙った際の接触などもありポジションアップは果たせず。
その後もペースでは勝っていたため再び接戦に持ち込むことに成功したが一進一退の攻防は最後まで決着せず、46号車は8位で第3戦のレースを終えることになった。
●本山哲のコメント
「予選はまずまずだったと思いますが、決勝に向けチョイスしたタイヤはその時のコンディションに対し少し柔らかかったようで、レース序盤でちょっと遅れてしまいました。
でもレース後半で選んだタイヤは路面とマッチしていてペースを上げることができたので、明日の最終戦は良い方向に持っていけるのではないかと思います。
接触がなければ7位に浮上できるところでしたが、それはお互いに譲れない勝負の駆け引き。その後も相手が抜かれまいと必死でプッシュしていたので、オーバーテイクは簡単ではありませんでした。
明日の最終戦はもちろんライバルたちも進化してくると思いますが、なんとかトップ3に入ってシーズンファイナルを飾りたいと思います。皆さん、最終戦も応援よろしくお願いします!」