公式予選 11月12日(土)8:35~8:50
 今回は予選のシステムも通常とは異なり、ノックアウト方式でQ1とQ2が連続して行われるのではなく、15分間の一発勝負で、ふたりのドライバーのうち、どちらかひとりだけが挑むことになった。

 ちなみに、この第3戦でアタックを担当するドライバーは、最終戦の予選を走ることは許されない。#31 TOYOTA PRIUS apr GTは、ここで嵯峨選手を投入。土曜日のツインリンクもてぎは、早朝から爽やかな天気に恵まれたものの、予選が始まる前の路面はまだ濡れたままだった。

 中にはスリックタイヤを装着した車両もあったが、わずか15分間では発動するまでには至らないとチームは判断。レインタイヤでのアタックとなった。

 計測開始から一呼吸置いて、コースインした嵯峨選手はわずか12度の低い路面温度ということもあってウォームアップを入念に行い、計測3周目からコースを攻め込んでいった。

 まずは1分57秒731をマークして、次の周には56秒197にまで短縮を果たして3番手につける。なおも攻め続けた嵯峨選手ではあったが、ラストラップにタイムを縮めることはできず。

 その間に一台の逆転を許したものの、#31 TOYOTA PRIUS apr GTは2列目、4番グリッドの好位置から第3戦決勝レースに挑むこととなった。

TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS apr GT

嵯峨宏紀選手
「路面状態が微妙でしたが、15分間では乾かないだろうと読んでレインタイヤを選んで、持っているパフォーマンスを最大限に引き出して、僕らとしてはベストなタイムは出せたと思うんですが、正直言ってダンロップ勢には完敗、という感じですね。

 そういう意味では負けてしまったんですが、シリーズを考えると悪い位置ではないですし、決勝はいい天気でレースできると思いますので、気持ちよく走って最低でも表彰台には立ちたいし、あわよくば勝てるようなレースをしたいと思います」

金曽裕人監督
「予選の内容は悪くなかったと思います。嵯峨選手もミスなく走って、クルマのパフォーマンスを最大限に引き出してくれて、この順位ですから。僕らの中でも満足度は極めて高いです。このコンディションではダンロップさんのタイヤが良かった、ということで、決勝に対してもいいポジションにつけることが出来たので、これをしっかり守って、さらに上に行けることだけを考えています。

 今の段階では持っている力を最大限に出せたと思うので、ドライバーにも、タイヤにも感謝しています。これ以上はありません、無理です(笑)」

本日のレースクイーン

亀澤杏菜かめざわあんな
2025年 / スーパーGT
Astemoアンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年6月号 No.1608

    [特集]レッドブル 角田裕毅
    5つの進化論

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円