更新日: 2021.04.11 00:32
muta Racing INGING 2021スーパーGT第1戦岡山 予選レポート
SUPER GT
第1戦
たかのこのホテル OKAYAMA GT 300KM RACE
岡山国際サーキット
予選:4月10日
天候:晴れ
コース状況:ドライ
予選:8位
2021年SUPER GTシリーズは岡山国際サーキットで開幕。昨年は岡山でのレース開催は行われなかったために2年ぶりの開催となった。車両を同じマザーシャシーであるロータスに変更し新体制となったmuta Racing INGING。ドライバーも加藤寛規と阪口良平というベテランコンビとなり、渡邊信太郎エンジニアとともにチーム初優勝を目指す。
昨年同様、新型コロナ感染症の対策が取られ開催されたSUPER GTシリーズ。人数を絞って有観客で開催となった。公式予選の行われる4月10日は朝から晴れ。気温8℃、路面温度21℃と肌寒いなか9時45分から公式練習が行われた。
このセッションでは加藤が24周を走りタイヤの感触とセットアップを確認。さらに阪口がその確認のため19周を走り込んだ。気温も路温も徐々に上がり、ベストタイムは専有走行枠で加藤がマークした1分26秒415でクラス6番手とまずまずの位置につけた。
公式予選Q1は14時から10分間で行われた。GT300クラスは昨年のチームランキングによりA組15台とB組14台に分けられたが、我々は台数の多いA組に。このなかでトップ8に入りQ2を目指す。Q1を担当したのは加藤で、3周をかけタイヤを温めると4周目に1分25秒887でトップに立ちこれでピットイン。その後加藤のタイムを上回る車両があり結果的には2番手となったが、これでQ2進出を果たした。
Q2は14時53分に10分間で行われた。阪口がコースインして4周目に1分26秒424で7番手となり、さらにアタックを続けた。しかし不幸にも前の車両に追いついてしまい得意のセクター3でタイムロス。それでも1分26秒246へタイムアップを果たして7番手。その後このタイムを上回る車両があり結果的には8番手で予選を終えることとなった。
明日の決勝は13時30分にスタート。まずは開幕戦で確実にポイントを獲得しさらに上位を目指す。
■コメント
加藤寛規
「公式練習では今週の路面コンディションに合わせていきました。ロングランでのバランスは比較的良かったんですが、一発のタイムはどうだろうと思っていました。路面温度が予想より上がってそれが我々には良い方向になったのかなと思います」
「それで予選Q1は無事2番で突破できたので、このチームで最初の僕の仕事は良かったと思います。周りはストレートが速いクルマばかりなのできついかもしれませんが、決勝のペースは良いので、それを武器に頑張りたいと思います」
阪口良平
「朝から手応えを感じていました。素直に動くクルマになったと感じました。Q2はヘアピンから急に前のクルマに追いついてしまいダブルヘアピンの1個目では完全に追いついてしまったのがもったいなかったですね。結果から言えば一旦やめて次の周だったかもしれませんが、ギリギリのタイミングでしたから」
「個人的には10番手より後ろかと思っていましたが、8番手。明日は気持ちを入れ替えて、ライバルに追いつくところ離されるところとか分かっていますから、自分でそれをコントロールしながら走っていけば、成績はついてくると思います」
渡邊信太郎チーフエンジニア
「公式練習では新しいエアロディバイスを確認しましたが、大きなセッティング変更は行いませんでした。ただ予選までのインターバルでリヤのジオメトリーを大きく動かすことになって、これは何とかギリギリで間に合いました」
「予選はQ1で加藤さんが2番手でバランスが良いということでしたので、Q2はもっとタイムアップすると期待しましたが、前のクルマに引っかかっちゃいました。特にセクター3が速いクルマだっただけにそこで引っかかったのが残念です。明日は出たとこ勝負になると思いますが、クルマが重たいときは苦しいかもしれませんね」