更新日: 2021.04.12 19:24
K-tunes Racing 2021スーパーGT第1戦岡山 レースレポート
SUPER GT 2021 第1戦予選 岡山国際サーキット
初参戦平良選手が予選7位をゲット
想定以上の結果で決勝レースへ挑む
ついに開幕戦を迎えた2021 AUTOBACS SUPER GT。変則的なシーズンとなった2020年とは異なり、それ以前と同じように岡山国際サーキットでの開幕戦からのスタートとなりました。海外での開催はキャンセルされたものの、国内の6つのサーキットで全8戦が予定されています。
K-tunes Racingは、前年に引き続きダンロップタイヤを使用、LEXUS RC F GT3は変わらないもののニューマシンを投入、といったアウトラインで2021シーズンを戦います。影山正彦チーム監督、新田守男選手と阪口晴南選手といった陣容も変更なし。
ただし今回の開幕戦、阪口晴南選手の代役として平良響選手がチームに加わりました。それは阪口晴南選手が入国できない外国人ドライバーの代役としてGT500クラスのマシンに乗ることになったためです。SUPER GT初参戦となる平良響選手ですが、2回の公式テストにも参加し、マシンにもチームにも慣れ、速さの面でもその才能を見せてくれました。
地元・岡山国際サーキットで、4月10日、公式予選が行われました。予選Q1は、新田守男選手が担当。予選タイム上位8台が、予選Q2へと進むことができます。比較的暖かいとはいえ、まだ路面温度は20度前後、新田守男選手はゆっくりとタイヤをウォームアップさせていきます。
そして4周目のファーストアタックで1分26秒504を記録、その時点で4番手に。その後、続々とタイムアップするドライバーが出てきたものの、最終的に8番手に留まり、予選Q2へと進出しました。
SUPER GT初の予選となった平良響選手は、予選Q2で実力を発揮します。新田守男選手から細かなアドバイスをもらいアタックし、1分26秒108で7番手。4列目からのスタートとなりました。予選で使用したタイヤで決勝レースをスタートすることから、ふたりとも予選は1アタックに留め、タイヤの消耗を抑えました。
影山正彦チーム監督は「まぁ、上出来の結果でしょうね。新田選手がなんとかQ1を突破してくれて、そのチャンスを平良選手がしっかりと活かして7番手という結果を残してくれました。SUPER GT初参戦ということもあって、ずいぶん緊張していたみたいで、納得のいく走りというわけではなかったと思いますが、しっかりと上位に食い込んでくれました」とコメントしてくれました。
またGT500クラス、予選Q2を担当した阪口晴南選手は見事ポールポジションを獲得! チームは大いに盛り上がりました。2年ぶり開催の地元・岡山大会、K-tunes Racingは想定したよりも良い流れの中で、決勝レースに向かうことになりました。
■コメント
新田守男選手
「Q1突破できて良かったですね。朝の練習走行のときとはタイヤの感触が全然違って、かなり走りにくかったですね。予想よりもいい位置からスタートできるので、明日の決勝は淡々とレースをして、しっかりデータを残したいですね」
平良響選手
「不安な部分はたくさんあったんですが、アドバイスをたくさんもらって、タイムを出せて良かったです。でもベストというわけでもなくて、0.4秒くらいはタイムロスしてしまいました。明日は予選とは違った走りで、まとめたいですね」