更新日: 2021.09.12 10:39
K-tunes Racing 2021スーパーGT第5戦SUGO 予選レポート
SUPER GT 2021 第5戦 予選 SUGO
予選Q1で久々に1位を獲得!!
決勝レースを8番グリッドから挑む
AUTOBACS SUPER GTシリーズも、今シーズン全8戦が予定されているなか、今回が第5戦。早くも後半戦ということになります。そのステージは宮城県のスポーツランドSUGO。テクニカルなコースは、ハンドリングマシンであるLEXUS RC F GT3にマッチしています。ただしテクニカルであるがゆえに、オーバーテイクが難しく、予選順位が決勝レースの結果を大きく左右することになります。
その重要な予選が、9月11日(土)に行われました。前戦鈴鹿では平良響選手が新型コロナウイルス感染症のためレースに参加することができず、急遽小高一斗選手が新田守男選手のパートナーとして、96号車のステアリングを握りました。平良響選手は病状は回復したものの、コンディションがまだ万全ではなく、今回もまた小高一斗選手の登板となりました。
相性がいいはずのSUGOですが、2018年は24位、2019年は18位と、結果から見ると予選での速さが出せませんでした。しかし今回は違いました。午前中の公式練習、ベストタイムは6位。サクセスウエイトが15kgと軽いこともあって、強豪チームの中に陣取ることができました。そこからさらにセッティングを見直し、予選へと臨みました。
予選Q1、小高一斗選手が担当しました。曇天で日差しが遮られて路面温度が低かったこともあり、2周を使ってしっかりとタイヤのウォームアップをした後、タイムアタックに入りました。1分18秒389で、見事トップタイムをマークし、予選Q2へと進出しました。昨年、GT300クラスで2度のポールポジションを獲得した速さを、しっかりと発揮してくれました。
その予選Q2、さらにマシンを微調整して、新田守男選手がタイムアタックしました。しかし日差しが出て来て路面温度が上がったことで、タイムは伸び悩み1分18秒443で、予選8番手となりました。ポールポジションの#61BRZとは、1秒近い差がありました。
影山正彦チーム監督も、手応えを感じたのか、「まだまだ改善しなければいけない部分はありますが、予選8番手という結果になりました。開幕戦以来のシリーズポイント獲得を目指して、明日の決勝レースに臨みたいですね」とコメントしてくれました。
午前中の公式練習、後半はレースを想定したチェックを行うのが一般的です。その中で96号車はトップグループに遜色のないペースを出しました。つまり決勝レースでのラップタイムは、十分に競争力がある、ということになります。決勝レース当日の天気予報は晴れ。路面温度が上昇するなか、96号車がどのようなレースを見せてくれるのか、注目してください。
■コメント
新田守男選手
「本当はもっと前からスタートしたかったですけど、まぁ8番手ということで、ポイント圏内を狙える位置からということになりますね。決勝レースはちょっと天候が読めないんですけど、良いイメージを持って望めますね」
小高一斗選手
「公式練習のタイムから考えると、予選はトップ争いをするポテンシャルがあったと思います。そういう意味では本当に口惜しいですね。その口惜しさを晴らすことができるように、決勝レースで挽回したいと思います」