Isoshi Sumida

 2021シーズンを最後に、スーパーGT・GT500クラスでの使命を終えたR35型ニッサンGT-R。2009年のGT500車両規定を一部先取りする形でデビューした2008年からの14シーズンで、数々の伝説を刻んできた。

 ここでは、そんなR35型GT-Rの名レースを連載形式で振り返っていく。第4回となる今回は、R35 GT-Rが無類の強さを誇った2015年シーズンから。タイトルを争うGT-R陣営の2台が、文字どおり“ぶつかり合った”白熱の第7戦オートポリスを取り上げる。

 * * * * *

 35GT-Rが、2014年からの新規定以降、もっともライバルを圧倒したのは2015年だ。この年はランキング1位と2位のGT-Rが、最終戦でタイトルを争う展開となった。

 最終的にモチュール オーテックGT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が2年連続となるチャンピオンとなったが、シーズンをとおしてリードしていたのはカルソニック インパルGT-R(J-P.デ・オリベイラ/安田裕信)だった。モチュールGT-Rは、シーズン前半はいまひとつ歯車が合わず、中盤以降に盛り返すという流れだった。

ここから先は autosport web Premium
会員限定コンテンツとなります

または

本日のレースクイーン

水瀬琴音みなせことね
2025年 / スーパーGT
D'stationフレッシュエンジェルズ
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年6月号 No.1608

    [特集]レッドブル 角田裕毅
    5つの進化論

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円