更新日: 2022.05.30 11:53
ホンダ 2022スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート
●佐伯昌浩 HRC SGT Large Project Leader
「今回も非常に荒れたレースになりました。気温、路温とも高くなりましたが、もともと年間を通して安定したパフォーマンスを発揮できることを目指して開発したクルマなので、暑さが原因となるようなトラブルは起きませんでした」
「そんななか、サクセスウエイトの軽い17号車が予選、決勝をうまくまとめてくれました。ブリヂストンタイヤを履く8号車、100号車も3戦連続のポイント獲得で、ランキングでも3、4、5番手につけることができました。ダンロップタイヤを履く2台は、予選では速さを出せる一方、決勝でのロングラン性能にはまだ課題があるようです。今回の結果をもって修正をかけて、富士での次戦に臨みます」
●塚越広大 Astemo REAL RACING
「今回は走り出しからバランスがまずまずで、今年はなかなか進めなかったQ2にも行けてひとつ課題をクリアできました。決勝ではノブ(松下)がうまくポジションを上げてくれ、ピット戦略でもひとつ上に行けた状態でクルマを引き継いだので、そこからの長いレースの間にクルマのバランスがどう変化していくのかを推測しながら、後ろの37号車とバトルをすることになりました」
「ペースはほぼ同じでしたが油断するとすぐ追いつかれる間隔だったので気を引きしめて走りました。最後、セーフティカーが入ってトップとの間隔が詰まったので『チャンスがあるかな』とも思いましたが、今回は相手のパフォーマンスのほうが上でしたね」
●松下信治 Astemo REAL RACING
「クルマの調子はよく、予選でも2番手、3番手になれるだけのポテンシャルはあったと思いますが、僅差でそこまではいけず5番手スタートになりました」
「大事にいくつもりでしたが、チャンスはスタートしかないとも思っていたので勝負をかけました。もちろん無理をして当たってしまったらもったいないので、バランスを見ながら攻めて、自分なりによいレースができました。ピットのアンダーカットで労せずしてポジションを上げることもできたのでドライバーとしてはありがたい限りです。チームに『ありがとう』と言いたいですね」
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