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投稿日: 2022.10.03 13:05
更新日: 2022.10.03 13:11

ホンダ 2022スーパーGT第7戦オートポリス レースレポート


スーパーGT | ホンダ 2022スーパーGT第7戦オートポリス レースレポート

SUPER GT 2022 Round 7

Astemo NSX-GTが優勝、STANLEY NSX-GTが2位でワン・ツー・フィニッシュを達成

 10月1日(土)~2日(日)、オートポリスインターナショナルレーシングコース(大分県)で2022年度スーパーGTシリーズ第7戦が開催され、GT500クラスに5台の2022年型NSX-GT、GT300クラスに2台のNSX GT3が参加しました。

 レースウイークのオートポリスは快晴に恵まれ、気温、路面温度ともに上昇しました。土曜日、午前中の公式練習セッションでは、それまで快調に好タイムを記録していた17号車 Astemo NSX-GT(松下信治)が予選に向けたタイムアタックのシミュレーション中にコースオフ、車両のフロント部を損傷し、午後の予選出走が危ぶまれる状況となりましたが、チームの迅速な修復作業が実り、午後の公式予選Q1セッションにはNSX-GT全車が出走しました。

 Q2セッションでは100号車 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が2番手、8号車 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が6番手、64号車 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)が7番手につけました。また、午前中のアクシデント後、修復が間に合ったもののセッティングを充分再調整できないまま出走した17号車Astemo NSX-GTも、松下がQ1を突破、マシンを引き継いだ塚越広大が4番手となるタイムを記録し決勝に臨むこととなりました。

 日曜日も快晴となり、午後1時30分に予定されていた決勝レーススタート時には気温が26℃、路面温度が46℃にまで上昇するなか、65周のレースが始まりました。2番手スタートの100号車 STANLEY NSX-GT(牧野)はポジションを守り、4番手スタートの17号車 Astemo NSX-GT(松下)は前方を走る19号車 WedsSport ADVAN GR Supraに迫ると、19周目に3番手へ進出しました。

2022スーパーGT第7戦オートポリス STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)
2022スーパーGT第7戦オートポリス STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)

 2番手を走る100号車 STANLEY NSX-GT(牧野)は、競技上ドライバー交代が可能となる最少周回数の22周を走ってピットイン、タイヤ交換、給油を行ってマシンを山本に引き継ぎました。一方17号車は23周を走ってピットイン、松下から塚越へドライバー交代を行いましたが、ピット作業のロスタイムが短かったため、コースへ復帰した時には100号車 STANLEY NSX-GTと順位を入れ替えました。

 ポールポジションからスタートしトップを走り続けていた24号車 リアライズコーポレーション ADVAN Zは27周を走ってピットイン、ドライバー交代を行いましたが、先にドライバー交代を終えていた17号車 Astemo NSX-GT(塚越)と100号車 STANLEY NSX-GT(山本)のペースが勝っており、24号車 Zがピット作業を進める間に17号車 Astemo NSX-GT(塚越)が首位、100号車 STANLEY NSX-GT(山本)が2番手へ進出しました。

 レース後半、首位を走る17号車 Astemo NSX-GT(塚越)に100号車 STANLEY NSX-GT(山本)と24号車 Zが迫り間隔を縮めましたが、40周を過ぎて17号車 Astemo NSX-GT(塚越)が後続を突き放し、100号車 STANLEY NSX-GT(山本)も24号車 Zの激しい追い上げを押さえて残り周回を走りきり、NSX-GTがワン・ツーフィニッシュを飾りました。

 優勝した17号車NSX-GT(塚越/松下)はシリーズポイントを20点加えて合計54点とし、58点の3号車 CRAFTSPORTS MOTUL Z、55.5点で2番手の12号車 カルソニック IMPUL Zに続くポイントランキング3位に浮上しました。また15点を加えて合計41点とした100号車はポイントランキング4位となり、17号車 NSX-GTとともにシリーズチャンピオン奪取の可能性を残してシリーズ最終戦を迎えることになりました。

■レース後コメント


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