更新日: 2022.10.03 16:03
TOYOTA GAZOO Racing 2022スーパーGT第7戦オートポリス レースレポート
2日(日)もオートポリスは秋晴れの好天に恵まれ、気温26度、路面温度は46度と10月とは思えない暑さのなかで、予定よりも5分遅れの午後1時35分、地元大分県警の白バイとパトカー先導によるパレードラップ、フォーメーションラップを経て、65周の決勝レースがスタートしました。
予選で8番手となった36号車は、累積ペナルティポイントの罰則適用により4グリッド降格の12番手グリッドからスタート。また、最後尾スタートとなった37号車は、予選アタック時に傷めたタイヤを交換してスタートすべく、ピットスタートを選択。最後尾から追い上げを強いられることとなりました。
スタートで上位勢の大きな順位変動はありませんでしたが、11番手スタートの39号車関口がふたつポジションをアップし9番手へ。TGR勢最上位グリッドの19号車国本は3番手をキープするも、序盤ペースが上がらず、後続からの追い上げを凌ぐ展開となりました。
17周目、GT300クラスの車両がコースアウトしたことでフルコースイエロー(FCY)が出され、車両排除後にレースが再開されると、この再加速時に19号車はAstemo NSX-GT 17号車にかわされ4番手に後退。ドライバー交代が可能となる22周を過ぎ、23周目を終えたところで36号車、そして14番手スタートからじりじりと順位を上げ、トップ10圏内を伺っていた立川の38号車もピットへと向かいました。
その後、各車がピット作業を終えていくなか、関口の39号車と最後尾スタートの宮田の37号車が最後までピットインを遅らせる作戦に。40周目を終えたところで39号車、41周目を終えたところで37号車がピットイン。全車がピット作業を終えた時点では、山下のドライブする14号車が4番手、阪口晴南の19号車が6番手、石浦の38号車が7番手、これを坪井の36号車が追う展開となりました。
しかし、7番手を走行していた38号車は、46周目にトラブルに見舞われ緊急ピットイン。そのままレースを終えることとなってしまいました。
終盤、4番手を走る山下の14号車は、カルソニック IMPUL Z 12号車からの猛追を受けての激しい4番手争いを繰り広げていましたが、残り3周というところで12号車が僅かにコースオフ。この隙に、後方につけていた阪口晴南の19号車が5番手へとポジションを上げました。
最後まで各所で激しい順位争いが繰り広げられるなか、TGR勢では14号車が最上位の4位でフィニッシュ。19号車が5位、36号車は8位。最後尾からの追い上げを見事に決めた37号車が9位、39号車が10位でチェッカーを受け、5台がポイント獲得。このポイント獲得により、14号車と37号車は次戦最終戦もてぎへ、逆転タイトルの可能性を残して臨むこととなりました。
GT300クラスでは、最前列2番手グリッドからスタートを切った川合の52号車が、10周目にポールポジションから逃げるSUBARU BRZ R&D SPORT 61号車をかわし首位に浮上。以降、盤石に首位を守り、最後は10秒以上の大差をつけてトップチェッカー。後半を担当した九州出身の吉田が地元のレースで2年ぶりの勝利を飾りました。
21番手と後方からのスタートながらも着実な追い上げを見せた96号車が8位。20号車が9位、244号車が10位でチェッカーを受け、ポイント獲得を果たしました。