BMW Team Studie レースレポート

AUTOBACS SUPER GT 2022 SERIES
Round8 MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL

 2022年シーズン最終戦は晴天の下で行われた。販売数は限定されていたが、今大会はパドックパスの販売も行われ、チームピット側にも多くのファンが集まり朝早くから活気のある雰囲気に包まれた。ウォームアップ走行はアウグスト・ファーフス選手からスタート。後半荒聖治選手へ交代し、決勝に向けたセットアップを確認した。

決勝

 前日の予選によりStudie BMW M4は14番手グリッドからのスタート。ファーフス選手がスタートドライバーを担当した。定刻の13時00分に栃木県警の先導によるパレードラップへ向けてグリッドを離れた。

 ファーフス選手はオープニングラップで12番手にポジションアップ。GT500クラスの上位がGT300クラスに追いつき始めた時に3コーナーで複数台の車両の接触があり、FCY(フルコースイエロー)提示。その後すぐにSC(セーフティカー)が提示された。

 ホームストレート上でGT500クラスとGT300クラスを分けて整列させて隊列を整える際にGT300クラス2台の車両が激しくクラッシュ。ホームストレート上にパーツが散乱したため、セーフティカー先導でピットレーンを通過しながら周回を重ねた。20周にレースリスタート。翌21周でチームはルーティンのピットストップのため、Studie BMW M4をピットに呼び込んだ。

 20番手でコースへ戻ると、前を走る車両より速いペースで周回を重ねた。ライバルチームのルーティンのピットストップもあり、29周で17番手、39周で13番手とポジションをあげた。

 上位車両のルーティンのピットストップが完了した43周には11番手ポジション。その後も荒選手は最後まで安定した走行を重ねて、45周には10番手、46周には9番手とポジションを上げて9位でこのレースを終えた。

※FCY(フルコースイエロー):小規模なアクシデント時に提示。宣言後、全ポストで黄旗が振られると走行速度が80km/hに規制され、追越し禁止。この間のピットインは禁止

※SC(セーフティカー):安全な走行が確保されない場合に提示。宣言後はセーフティカーが先導し追い越し禁止。ピットインと給油・タイヤ交換などは可能。ドライバー交代は禁止。

2022スーパーGT第8戦もてぎ Studie BMW M4(荒聖治/アウグスト・ファーフス)
2022スーパーGT第8戦もてぎ Studie BMW M4(荒聖治/アウグスト・ファーフス)

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