スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.11.07 09:58
更新日: 2022.11.08 17:46

TOYOTA GAZOO Racing 2022スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート


スーパーGT | TOYOTA GAZOO Racing 2022スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート

スーパーGT 第8戦もてぎ
MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL

大荒れの最終戦で、大嶋/山下組GRスープラが11番手から追い上げ3位表彰台を獲得

 スーパーGTの今季最終戦がモビリティリゾートもてぎで行われ、11番手と後方からスタートした大嶋和也/山下健太組 ENEOS X PRIME GR Supra 14号車が大波乱のレースで見事な追い上げを見せ3位表彰台を獲得。14番手スタートのサッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋組 KeePer TOM’S GR Supra 37号車が6位。国本雄資/阪口晴南組 WedsSport ADVAN GR Supra 19号車が7位。最後尾スタートの坪井翔/ジュリアーノ・アレジ組 au TOM’S GR Supra 36号車が9位、立川祐路/石浦宏明組 ZENT CERUMO GR Supra 38号車が10位に入り、予選で苦戦したGRスープラ勢は5台がポイント獲得を果たしました。GT300クラスでも、最後までタイトル争いを繰り広げた吉田広樹/川合孝汰組 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車が3位表彰台を獲得しました。

 2022年シーズンのスーパーGT最終戦となる第8戦『MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』が11月5日(土)、6日(日)の両日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されました。

 全8戦で競われている2022年シーズンのスーパーGTもついに最終戦を迎えました。例年スーパーGT最終戦の舞台として恒例となっていたもてぎですが、ここ2年は変則的なスケジュールもあり、他サーキットで最終戦が行われていました。今季、3年ぶりにもてぎに戻って来ました。

 この最終戦はサクセスウエイトがゼロになるため、ノーハンデでの争いとなります。
今季のGRスープラ勢は、開幕で14号車がポール・トゥ・ウィン、第4戦で37号車が勝利を飾ったものの、中盤戦以降は苦戦を強いられ、最終戦の今大会では、ランキング5位の37号車、同6位の14号車が、逆転タイトルの可能性を残して臨むこととなりました。他のチームも、最終戦を好成績で締めくくり、少しでも上位のランキングでシーズンを終えるべく、今大会に臨みました。

 この週末のもてぎは好天に恵まれ、多くのモータースポーツファンの皆様が集結。イベント広場ではTGRブースも開設され、1年間の応援への感謝を表現した特設ブースの展示など、多くのファンの注目を集めていました。

■予選

 5日(土)午前中はやや雲があったものの、昼過ぎには晴れ渡り、気温16度、路面温度27度のコンディションの下、午後2時20よりノックアウト方式の予選が行われました。

 GT500クラスのQ1では、今季4度のポールポジションを獲得している19号車の国本が3番手タイムをマークし、上位8台が進出するQ2へと進出。しかし、他のGRスープラ勢はタイムが伸びず、山下14号車が11番手、関口雄飛のDENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車が12番手、石浦38号車が13番手、宮田の37号車が14番手、坪井の36号車が15番手と、5台がQ1で敗退。決勝レースは後方からの追い上げを余儀なくされることとなりました。

 Q2では、孤軍奮闘の19号車を駆る阪口晴南が、これまでのコースレコードを破るタイムを叩き出し、今季5度目のポールポジション獲得かと思われましたが、最後にSTANLEY NSX-GT 100号車にコンマ1秒上回られ、それでも最前列2番手グリッドを獲得しました。

 GT300クラスは、Q1は2グループに分けて実施され、それぞれ上位8台ずつがQ2へと進出します。A組では、TGR勢は松井孝允のHOPPY Schatz GR Supra 25号車、織戸学のapr GR86 GT 30号車、三宅淳詞のHACHI-ICHI GR Supra GT 244号車が出走しましたが、30号車が11番手、244号車が12番手、25号車が13番手となり、3台ともにQ2進出はならず。

2022スーパーGT第8戦もてぎ 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)
2022スーパーGT第8戦もてぎ 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)

 B組では、高木真一のK-tunes RC F GT3 96号車が5番手タイム。堤優威のmuta Racing GR86 GT 2号車が6番手、川合の52号車が7番手でQ2へと進出。清水英志郎のシェイドレーシング GR86 GT 20号車は惜しくも9番手、吉本大樹のSyntium LMcorsa GR Supra GT 60号車が10番手、今大会がプリウスとしては最後のレースとなるapr GR SPORT PRIUS GT 31号車は中山 友貴のアタックも11番手に終わり、Q1敗退となりました。

 Q2では、セッションが中盤を過ぎ、各車アタックに入ろうかというタイミングで、クラッシュが発生し赤旗中断。残り5分で再開されてのアタックとなりました。ここでは吉田の52号車が9番手。加藤寛規の2号車が11番手。新田守男の96号車はアタックラップに入ろうとした最終コーナー立ち上がりで痛恨のスピン。どこにも接触することなく走行を再開しましたが、アタックはできず、15番手グリッドとなりました。

■次のページへ:決勝


関連のニュース