
立川祐路/石浦宏明
ドライバー/立川 祐路
「シーズンオフはかなりテストで走り込みましたが、これだけ長く連続周回はしないので、ひさびさにこれだけ走るとかなり長く感じましたね。ピットのタイミングや作業の早さでポジションを上げることができましたが、終盤タイヤも厳しくなってきたところで12号車が接近してきて、前に出られてしまったのは残念でした。ただ、今週末はクルマの状態があまり良くなかったので、厳しいながらもポイントをきっちり獲ることができたのは、この状況のなかでチームが最大限のことができた結果だと思いますので、前向きに評価したいと思います。長いシーズンでチャンピオンを獲るためには、いいときばかりではないので、こういうときにもしっかりポイントを獲ることが大事ですから。とは言え、これは嬉しい結果ではありません。やはり勝ちたい。富士はテストでも調子が良かったので、それを再現できるようなレースにしたいですね。」
ドライバー/石浦 宏明
「序盤、GT300クラスの処理のなかで引っかかってしまい19号車に前に行かれてしまいましたが、1スティントが長いこともあり、どこかでチャンスが来ると思っていました。ただ、予想以上に自分のタイヤもグリップダウンがあり、GT300クラスとのめぐり合わせによっては前に追いつくのですが、仕掛けるほどの余力がなかった状態でした。とはいえピット戦略もありますし、可能な限りプッシュしていきましたが、ちょうど前にGT300クラスの集団がいて、『この周にピットに入れたら』と思っていたタイミングでチームがピットに呼んでくれたんです。その判断は良かったと思います。ピット作業も速かったですし、いい点は多くありましたが、自分がポジションを上げることができなかったのは少し残念ですね。岡山はテストからあまりクルマが良くない状態で、そのなかでポイントを獲得できたのは良かったですけど、レクサス勢では37号車が2位に入っていますし、もっと速さを追求しないといけないと思っています。富士に向けてタイヤメーカーとともに、もう一度しっかり準備していきます。」
監督/高木虎之介
「苦しいなかでのレースでしたが、今日良かったのはピットで確実に作業をこなし、ポジションを上げることができた点ですね。タイミングも絶妙でしたし、ドライバーもアウトラップをがんばってくれました。終盤、12号車が速くてポジションを譲ってしまいましたが、あれは仕方ないと思います。今後の課題として、12号車が同じタイヤを履いていたので、最後まできっちりともたせるセットを追求しなければいけないと思います。この状況で、この順位で終わることができたのは良かったです。このレースで見えたことも多くあるので、富士ではもっと上位を目指していきます。」