投稿日: 2023.05.04 19:50
更新日: 2023.05.04 19:51
更新日: 2023.05.04 19:51
「絶対に1回は仕掛ける!」抜かれても諦めなかった平良響の悔しさと、“爆上がり”のチーム内評価【第2戦富士GT300】
Kazushi Nakano / autosport web
80周目のダンロップコーナー進入。自身初優勝に向けトップを走っていたmuta Racing GR86 GTの平良響は、一瞬の隙を突かれた。
インに入ってきたGT500車両が想像よりも膨らんできて、アウト側にいた平良へと寄ってくる。コースアウトしかかった平良は失速、その隙に2番手リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rの名取鉄平が一気に平良のテールに迫った。
最終パナソニックコーナーを立ち上がった2台は1.5kmのホームストレートを並走すると、タイヤがよりフレッシュな名取がTGRコーナーでトップに躍り出た。
残り10数周でこぼれ落ちてしまった勝利。だが、平良はまだ諦めてはいなかった。「絶対に1回は仕掛けよう」。そう心の中で決めていたのだ。