投稿日: 2023.05.04 22:48
更新日: 2023.05.04 22:50

「調子に乗りすぎて縁石乗りすぎ」「まっすぐ走らない」「決勝中にボルト留め」【GT300事件簿/第2戦あと読み】


P会員 | 「調子に乗りすぎて縁石乗りすぎ」「まっすぐ走らない」「決勝中にボルト留め」【GT300事件簿/第2戦あと読み】

 5月4日に静岡県の富士スピードウェイで行われた2023年スーパーGT第2戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE』。GT300クラスでは、終盤まで続いた白熱のトップ争いを制し、リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)が勝利を収めたが、その背後では多くのトラブルやアクシデントが起きていた。

 レース後、それら“事件”の当事者を直撃、真相の解明を試みた。

■「完全にやらかし案件」名手片岡龍也が痛いミス

 5月3日の公式予選では谷口信輝が快走をみせ、3番手グリッドを獲得していたグッドスマイル 初音ミク AMG。決勝でも片岡龍也が2周目にapr LC500h GTをかわし2番手に浮上すると、15周目にピットイン。早めに給油義務をこなし快調にレースを進めていたかに見えた。

 しかし39周目あたりから、グッドスマイル 初音ミク AMGの車体から白煙が上がり始めた。「前に25号車(HOPPY Schatz GR Supra GT)が走っていて、そのまた前に56号車(リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R)がいた状況でした。56号車とは少しずつ間隔が離れていましたが、意識していたのは56号車だったので、なるべく早く25号車を抜きたかった」というのは片岡。

「少しでもラップペースを上げたかったのですが、絶対的なアドバンテージがなかった」グッドスマイル 初音ミク AMGだったが、ここで片岡は「いわゆる“近道”をしていきました。またげるところは全部またいで、距離を稼ごう作戦にしていきました」と、コーナーをなるべくカットしていくドライビングを行う。片岡の経験ならではの手法と言えるだろう。

 そんななか、コカ・コーラ・コーナーのイン側の縁石に立っていたポールが、誰かが飛ばしたようで無くなっていた。

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