Ryuji Hirano / autosport web

 6月4日、三重県の鈴鹿サーキットで行われたスーパーGT第3戦鈴鹿は、残念ながらレース終盤の大きなアクシデントの影響で赤旗終了となってしまったが、GT300クラスでは上位陣の戦略が分かれた非常に興味深い展開となった。もしあのままレースが最後まで行われていた場合、トップ5は大接近戦になった可能性もあった。トップ5のエンジニアたちに、それぞれの戦略と、終盤の展開を聞いた。

■5位・GAINER TANAX GT-Rの場合

 5位となったのは、富田竜一郎/石川京侍/塩津佑介組GAINER TANAX GT-Rだった。今回、実は「新しい方向性のタイヤをチョイスして持ってきていました」と福田洋介エンジニアは語った。セットアップの方向性も大きく変え、6月3日(土)の公式練習では最後の専有走行で良い手ごたえを得て予選2番手を得ていた。

 ただ、今回初めて導入したタイヤということもあり、ライバルたちのようにスタート後すぐにピットインする作戦を採りたかったものの、タイヤのライフが読み切れなかったため「やりたくてもやれなかった」という。そのため、比較的均等に割った戦略を採ることになった。

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