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投稿日: 2023.08.27 01:58
更新日: 2023.08.27 01:59

muta Racing INGING 2023スーパーGT第5戦鈴鹿 予選レポート


スーパーGT | muta Racing INGING 2023スーパーGT第5戦鈴鹿 予選レポート

スーパーGT第5戦
SUZUKA GT 450km RACE

鈴鹿サーキット
予選:8月26日
天候:晴れ
コース状況:ドライ

予選:14位

 2023年スーパーGTシリーズ第5戦は、6月の第3戦同様、鈴鹿サーキットで2回目の開催。今回も450kmの長いレースということで堤優威、平良響、監督である加藤寛規の計3名をドライバー登録しているが、後半戦は堤と平良の2名で臨むことになった。レースウイークは変わりやすい天候だったが、26日は朝から気温が30度を超え1万人以上のファンがサーキットへ詰めかけた。そして残暑厳しい天候で公式予選が行われた。

 鈴鹿には、夏休み最後の週末ということもあり、朝早くから1万2500人のファンがサーキットに詰めかけた。ランキング4位のmuta Racing GR86 GTは、前回と同じ90kgのサクセスウエイトを搭載。GT300クラスは、1台が後半戦を欠場、もう1台がシリーズから撤退となり、参加台数は25台となった。

 公式練習は細かい雲があるものの晴天となった9時20分にスタート。気温はすでに33度で路面温度も38度まで上がっていた。まずは堤がコースインして6周目にベストタイムの2分0秒338をマークし16周。交代した平良も19周を走りタイヤと車両のセッティングを確認した。堤のタイムは25台中8位でまずまずの走り出しとなった。

 10分間で争われる公式予選Q1は気温33度、路面温度52度というコンディションの15時20分にスタートした。muta Racing GR86 GTは12台のB組に出走。まずは堤がトップ8入りを目指してコースインした。3周かけてタイヤを温めた堤は4周目にアタックをかけ1分59秒756で4位につけた。その後堤のタイムを上回る車両があり堤のタイムは6位となり、無事Q2への進出を決めた。

 Q1と同じく10分間で争われるQ2は気温32度、路面温度48度というコンディションの16時13分に始まった。平良がコースインして4周目に1分59秒019で6位につけた。しかしこのラップのデグナーカーブ、1個目と2個目の間で四輪がコースから脱輪したことで、このラップのタイムは抹消。平良はもう1周アタックをかけたが1分59秒893で14位となった。ここから順位を上げて1ポイントでも多く加算するレースとしたい。明日の決勝(450km=77周)は14時45分にスタートする予定。

2023スーパーGT第5戦鈴鹿 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)
2023スーパーGT第5戦鈴鹿 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)

堤優威

「ウエイト90kgを積んで同じJAF-GT車両で同じブリヂストンタイヤを使う52号車スープラに比べれば、Q1、Q2ともに頑張ったかなという感じです。クルマのバランスは90kg載せているのでこれ以上は厳しいという状態です。そして今回履いたタイヤの性能をしっかり把握しきれていませんし、正直ロングランはどうなのかなと思うので厳しい戦いになるかもしれません。しかし苦しい状況でもポイントを取っていかないとチャンピオン争いには残れないと思いますし、富士よりはスタート位置も良いのでチームみんなで頑張ってポイントを取るようなレースをしたいと思います」

平良響

「(四脱した瞬間は)怪しいなとは思ったのですが、コントロールラインに入る前に『もう一周』と(無線で)言われた瞬間に、あぁ四脱していたんだなと思いました。本当に申し訳ない気持ちと自分の恥ずかしさが滲み出るようなもう一周のアタックでした。(幻の1分59秒019は)クルマのポテンシャルも高いのでタイムを出せるというのもあるし、僕もだんだん慣れて来てタイムの出し方も分かって来ているという感覚はあります。今回予選7位が取れなかったというのは本当にもったいないし、決勝はチーム一丸となって大きく順位を上げられるように頑張ります」

加藤寛規

「朝の走行はまったくテストをしたことのないタイヤを合わせ込みながらふたりに走ってもらったのですが、思っていたよりはタイムが良かったので、予選(Q1)ギリギリ通るかなと予想していましたが、堤選手がうまく6位で突破してくれました。Q2での平良の幻のタイムは、あそこまで出せるというパフォーマンスを見せてくれたので、チームとしてもブリヂストンさんにしてもちょっと励みになったんじゃないかなと思います。しかしライバルも速いし明日も今日みたいに暑くなりそうだし、全体のタイム差が少ないなかでのレースになるので、これから明日の戦略を考えたいと思います」

2023スーパーGT第5戦鈴鹿 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)
2023スーパーGT第5戦鈴鹿 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)


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