更新日: 2023.08.28 17:07
TOYOTA GAZOO Racing 2023スーパーGT第5戦鈴鹿 レースレポート
スーパーGT 2023年第5戦鈴鹿 SUZUKA GT 450km RACE
12番手から追い上げた関口/中山組GRスープラが2位
11番手スタートの大嶋/山下組GRスープラが3位フィニッシュ
スーパーGTの第5戦が鈴鹿サーキットで行われ、12番手スタートの関口雄飛/中山雄一組 DENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車が2位フィニッシュ。最後まで39号車とバトルを繰り広げた大嶋和也/山下健太組 ENEOS X PRIME GR Supra 14号車が3位で続き、ともに今季初表彰台を獲得。
立川祐路/石浦宏明組 ZENT CERUMO GR Supra 38号車が6位。国本雄資/阪口晴南組 WedsSport ADVAN GR Supra 19号車が9位、坪井翔/宮田莉朋組 au TOM’S GR Supra 36号車が10位でポイント獲得を果たしました。
スーパーGT第5戦『SUZUKA GT 450km RACE』が8月26日(土)、27日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。全8戦で競われている今季のスーパーGTも後半戦に入りました。第5戦の舞台は、第3戦に続き今季2度目の開催となる鈴鹿。TOYOTA GAZOO Racing勢は、6月に行われた第3戦鈴鹿で19号車が優勝、36号車が2位でワン・ツー・フィニッシュと好結果を残しています。
36号車は現在ランキング2位につけており、88kgと重いサクセスウエイトながら、チャンピオン奪還へ向け着実なポイント獲得を目指します。サクセスウエイトの軽い車両は後半戦での巻き返しに向けて活躍が期待されます。
サーキット内GPスクエアには、TOYOTA GAZOO Racingブースが設置され、訪れるモータースポーツファンの皆さまへ向けた多くのコンテンツが展示されました。特に、今季限りでスーパーGTドライバーの引退を発表している立川にとっては最後の鈴鹿でのレースとなることもあり、チャンピオン獲得時の車両である2005年ZENT CERUMO SUPRA、2013年ZENT CERUMO SC430の他、レーシングギア、優勝トロフィーなども展示され、ファンの皆さまの注目を集めていました。立川と脇阪寿一、高木虎之介とのトークショーには、多くのお客様が集まり、会場が大いに盛り上がりました。
また、レクサスくま吉がスーパーGTの現場に4年ぶりに登場。サーキットの様々な場所でお客さまを楽しませていました。
■予選
26日(土)予定よりも10分遅れの15時20分より、気温33度、路面温度52度という猛烈な暑さのなかで、ノックアウト方式の予選が行われました。
Q1には14号車が大嶋、36号車は宮田、Deloitte TOM’S GR Supra 37号車がジュリアーノ・アレジ、38号車は石浦、39号車は関口がアタックを担当。TGR勢はやや早めにアタックに入り、石浦の38号車が1分47秒176の好タイムをマーク。他のTGR勢の車両もQ2進出圏内のトップ8につけていましたが、セッション終了間際にライバル勢がタイムを更新していきました。結局、38号車が7番手でQ2進出を決めるも、14号車が11番手、39号車が12番手、19号車が13番手、37号車が14番手、36号車が15番手と、GRスープラは5台がQ1で敗退。決勝での追い上げを目指すこととなりました。
Q2では、TGR勢で唯一進出した38号車を鈴鹿ラストランとなる立川がアタックして、6番手のタイムをマーク。その後、走路外走行で1台の車両がタイム抹消となったことで順位が繰り上がり、決勝レースは5番手グリッドを獲得しました。
GT300クラスは、2グループに分けてQ1を実施。それぞれ上位8台がQ2へと進出します。A組では古谷悠河がアタックしたANEST IWATA Racing RC F GT3 50号車が5番手、新田守男のK-tunes RC F GT3 96号車が8番手でQ2へと進出。清水英志郎がアタックしたシェイドレーシング GR86 GT 20号車は好タイムをマークしたかと思われましたが、走路外走行でタイムが抹消され10番手。ランキング5位で90kgのサクセスウエイトを積む吉田広樹の埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車は11番手に終わりました。
B組では吉本大樹のSyntium LMcorsa GR Supra GT 60号車が5番手タイム。muta Racing GR86 GT 2号車は90kgのサクセスウエイトにも関わらず堤優威の好走で6番手に入り、Q2進出を決めました。織戸学のapr GR86 GT 30号車は9番手、嵯峨宏紀のapr LC500h GT 31号車は10番手となりました。
Q2では、96号車の高木真一が見事な走りで最前列2番手グリッドを獲得。イゴール・オオムラ・フラガの50号車が5番手、河野駿佑の60号車が6番手と好グリッドを獲得。平良響がアタックした2号車は走路外走行でタイム抹消され、14番手となりました。