しかし、Green Braveの良さは切り替えの早さ。今回のテストではマークX MCと86が交互に走行する予定だったが、次のセッションでは86/BRZレースでレギュラードライバーを務める密山祥吾、黒岩唯一がコースイン。
午後のセッションからは平沼と、86GBキャンプの社員枠から出場する岩田勝俊も加わり走り込みを行った。4名のドライバーは4月1~2日の開幕戦もてぎに向けて、さまざまなセッティングを試しており、収穫の多い1日となったようだ。

スーパーGTのテストは不本意な1日となってしまったが、マークXはこの日が3回目の走行。合同テスト前にトラブルが出たのはむしろ幸運との見方もできる。チームは今後もプライベートテストを予定しており、挽回の余地も残されている。
また、平沼がトラブル発生のショックを引きずらず、気持ちをリセットして貪欲に走り込んでいた姿も印象的だった。
現在、チームは大きなプレッシャーにさらされているが、浮き足立つようなこともない。これまでと同様、一歩一歩着実に前進していく決意だという。