では、そんな岩澤のシンデレラジャーニー出演を後押ししたという“師匠”の高木真一は、今回の番組出演についてどう思っているのだろうか。ズバリ直撃すると、まず芸能事務所に入所するところから笑顔で答えてくれた。
「(岩澤は)FIA-F4で僕のチームであるBJRacingで2年間一緒に戦いました。BJRacingはメーカーとは関係なく『頑張ってメーカーのドライバーたちを追い抜こう』という気持ちでやっているチームなんです。そのなかで表彰台も獲得してシリーズランキングも上位になり、うまくスーパーGTにステップアップさせることができました」
「でも、スーパーGTでもメーカーとはあまり関係がありません。そこで、彼は“イケメン”なので『今のうちから芸能関係でもやってみれば』と言ったら本人も乗り気だったので、僕の知り合いの事務所を紹介しました」
その後は「トントン拍子」に話が進み、シンデレラジャーニーに応募した際には番組側から興味を持ってくれたという岩澤の番組出演。高木によると「本当に1カ月も経たないくらい」でどんどんと出演への話が進み、スーパーGTのインターバルを利用して1週間のイタリア撮影に臨んだ。

「『オレも連れて行けよ!』とはちょっと思ったけどね(笑)。まぁそれは冗談として、出演シーンを少し見たんだけど、全部は恥ずかしくて見ることができない(爆笑)」
「本当に僕のチームで頑張ってくれたこともあるけど、そういったメディアに出演することで、何かのキッカケで違う目線からレースを見てくれる人も多くなると思います。なので、これからのレーサーはそういった“芸能系”でも活躍できる人はどんどんとやっていったほうがいいと思うね」
また、Yogibo Racingの芳賀美里監督は「いろいろな角度からレースの世界に注目してもらえることは、すごく良いことだと思います」と岩澤の番組出演を喜び、さらなるレースでの活躍も期待している様子。
「バラの花束を持っていて素敵な感じだったじゃないですか。ぜひ次はその花束をトロフィーに変えて、我々に勝利をプレゼントしてほしいです」
開幕戦の予選終了後に緊張している様子で話を聞いたときとは変わり、終始笑顔の明るい表情でシンデレラジャーニー、そしてレースについて語った岩澤。そんな岩澤の“師匠”高木も持ち前の明るさで終始笑いながら“弟子”の活動を応援しており、良い関係性であることを伺わせていた。
すでに配信が行われている『シンデレラジャーニー 〜本気の恋、本気の別れ〜』だが、これまでの第1〜5回には岩澤はまだ登場していなかった。しかし、9月21日(木)から配信が開始された第6回から、いよいよ岩澤が出演している。番組では“ゆうご”の恋の行方に加え、“レーシングドライバー岩澤優吾”による芸能活動のふたつを気にしつつ楽しみたいところだ。

