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投稿日: 2024.06.29 20:14
更新日: 2024.06.29 20:16

ポルシェカレラカップジャパン2024 第4戦(岡山)決勝レポート


国内レース他 | ポルシェカレラカップジャパン2024 第4戦(岡山)決勝レポート

 ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2024シリーズ第4戦の決勝を、岡山国際サーキット(岡山県)で2024年6月29日(土)に開催しました。

天候:曇り 路面:ドライ 気温:31度 路面:40度(レーススタート時)

 PCCJ第4戦の予選は29日の午前中に行われ、#60 伊東黎明が開幕戦から4戦連続となるポールポジションを獲得。2番手は昨年のポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)GT3-Iクラスチャンピオンの#90 呉良亮、3番手は今年のポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 平安山良馬。プロアマクラスのポールポジションは#9 武井真司、アマクラスのポールポジションは#66 BANKCYとなっている。

 第4戦決勝は15時からフォーメーションラップが開始され、ふたたび全車がグリッドに整列して熱戦の火蓋が切られる。岡山国際サーキットは、コース幅が狭いタイトコーナーが多いためレース中のオーバーテイクは難しく、各ドライバーはレース前にスタートが勝負と語っていた。まさに、その言葉どおりのレース展開となった第4戦は、ポールポジションの#60 伊東が好スタートを決めてトップで1コーナーを駆け抜けていく。それを2番手の#90 呉が追いかけるかたちとなり、3番手スタートの#91 平安山は出遅れて4番手スタートの#7 山田遼に先行を許す。

 レース序盤、トップの#60 伊東は順調に周回を重ねて4周目にはレースファステストとなる1分32秒566を記録し、2番手以降との差を1秒785まで広げていく。2番手の#90 呉もトップとの差を詰めるために必死の走りを見せるが、スーパーGTをドライブするなど経験値で上回る#60 伊東とのタイム差は広がっていってしまう。結果、17周のレースは2位に3秒081差を着けた#60 伊東がトップでチェッカーを受ける。

ポルシェカレラカップジャパン2024 第4戦(岡山) 決勝レポート
伊東黎明(中央)、呉良亮(左)、山田遼(右) 第4戦岡山 オーバーオール表彰式

 
 2位争いは10周を過ぎた辺りから、#90 呉の背後に#7 山田が徐々に迫り12周目にその差は0秒189に。後方からプレッシャーを掛け続けてチャンスを狙う3番手の#7 山田だったが、#90 呉は堅実な走りでゴールまで逃げ切り2位表彰台を獲得した。
 
 これで4戦連続ポール・トゥ・ウインを飾った#60 伊東は「スタートをうまく決めることができ、1周目に2番手との差を築けたことが大きかったと思います。それで流れを作ることができ、落ち着いてレースを戦うことができました。この調子で明日も勝ちたいと思います」と、王者獲得に向けて力強く語る。
 
 2位の#90 呉は「トップの伊東選手を必死に追いかけたのですが、やはり速いですね。しかも後半は山田選手に後ろから追い上げられて厳しいレースでした。でも最後まで逃げ切ることができ、PCCJ初の表彰台を獲得できて良かったです。この調子で今後も表彰台を獲得できるように頑張ります」と、初表彰台を喜ぶ。3位に終わった#7 山田は「やはり予選結果がすべてでしたね。頑張って呉選手を追いかけましたが……」と語る。

 プロアマクラスはクラスポールポジションの#9 武井がスタートを決め、その背後から#10 MOTOKIと#77 浜崎大が追いかける展開に。3台は数珠つなぎで周回を重ねていくが、順位を入れ替えるまでのバトルにはならず、最後までポジションを守り切った#9 武井がクラストップでゴール。

「僕とMOTOKI選手でセッティングの違いもあり、速い部分などが違っていたので、とにかくゴールまで丁寧に走ることを心掛けました。少しでもミスをしたら抜かれてしまいますからね。そのお陰で優勝できて良かったです」と、今季3勝目を上げた#9 武井は喜ぶ。

 2位に終わった#10 MOTOKIは、「スタートで前に行けなかったのがすべてですね。でも明日もあるので頑張ります」と第5戦での巻き返しを誓う。

ポルシェカレラカップジャパン2024 第4戦(岡山) 決勝レポート
#9 武井真司

 アマクラスは、スタートでクラストップに浮上した#88 Tiger Wuが背後から迫る#66 BANKCYから逃げ切って優勝を飾る。「予選は2番手に終わってしまいましたが、決勝で優勝することができ嬉しいです」と喜びを語る。2位となった#66 BANKCYは、「クラスポールポジションだったのに、スタートに失敗して順位を落としてしまいました。そこから必死に追い上げたのですが、Tiger選手を抜くまでは行けなかったですね。明日こそはトップゴールを目指します」と、悔しさを滲ませた。

 PCCJ第5戦の決勝レース(17周もしくは30分間)は6月30日(日)12時のスタートを予定している。各クラスのポールポジションは第4戦と同じく、オーバーオール(総合)が#60 伊東、プロアマクラスが#9 武井、アマクラスが#66 BANKCYとなっている。なお、決勝レースの模様は下記のポルシェジャパン公式Youtubeチャンネルでライブ配信される。

ポルシェカレラカップジャパン2024 第4戦(岡山) 決勝レポート
#88 Tiger Wu

■第5戦ライブ配信URL(配信予定:6月30日 11時50分~)


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